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WORLD HERITAGE

オーストラリア複合遺産1981年登録

カカドゥ国立公園

オーストラリア北部の湿地、氾濫原、断崖、サバンナを含む複合遺産です。アボリジナルの人びとが数万年にわたり暮らしてきた生きた文化景観で、岩絵と豊かな生態系が結びつきます。

カカドゥ国立公園(オーストラリア)のイメージイラスト

ESSENTIAL FACTS

基本情報と登録基準

登録年
1981年
登録基準
(1)・(6)・(7)・(9)・(10)
種類
複合遺産
国・地域
オーストラリア

WHY IT MATTERS

この世界遺産について

基本情報と生きた文化景観

カカドゥ国立公園は、オーストラリアのノーザンテリトリーにある複合遺産です。1981年に登録され、1987年と1992年に大きな境界変更、2011年に軽微な境界変更が行われました。登録基準は(i)(vi)(vii)(ix)(x)、UNESCO登録欄の面積は1,980,994.92haです。

砂岩の台地や断崖、川、湿地、森林には、数万年にわたる先住民の生活の痕跡が残ります。同時に、伝統的所有者が土地との関係を受け継ぐ現在の生活の場でもあります。

岩絵が伝える暮らしと信仰

岩絵には動物、狩猟や採集、社会生活、儀礼に関わる表現が重なっています。異なる時代の様式や、現在は地域で見られない動物の図像も、長期の変化を知る手がかりです。すべての絵が同じ時代に描かれたわけではなく、人間の居住史の長さを、そのまま個々の岩絵の制作年代に置き換えることはできません。

基準(i)は岩絵の芸術的な達成、(vi)は狩猟・採集社会の生活や信仰を伝える文化的な証言に関わります。

雨季と乾季がつくる自然

複数の河川と氾濫原、古い砂岩台地が結び付き、季節によって水域と陸域の様子が大きく変わります。大規模な湿地と断崖の景観は基準(vii)、古い地形と比較的新しい氾濫原にまたがる生態学的過程は(ix)、多様な生息環境と生物相は(x)で評価されています。

UNESCOは、淡水域への塩水侵入、外来種、火災のあり方などを保全上の課題に挙げています。自然を守る仕事は、文化的な土地利用と切り離せません。

小さな火で土地を手入れする

公園管理者の「Caring for country」は、伝統的所有者とParks Australiaが協力して行う火入れを紹介しています。雨季に育った草が乾く前後に、小さく比較的低温の火を場所ごとに入れることで、乾季後半に広がる激しい火災を抑える方法です。燃え残った区画は動物の逃げ場となり、焼けた場所には新しい草が伸びます。

同資料は、火の利用には移動路の確保、狩猟、ヤムイモや野営地の保護、合図、文化的な責務など複数の目的があったと説明しています。火入れは単純に草を焼き払う作業ではなく、季節や土地の状態を見極める知識に支えられています。

共同管理と土地のつながり

UNESCOの管理説明では、伝統的所有者が管理委員会の多数を占める共同管理の仕組みが示されています。2011年には、伝統的所有者の要請を受けたコーンガラ地区が世界遺産の範囲に加えられました。

岩絵、動植物、火、水の管理は、それぞれ別の対象であると同時に、同じ土地を受け継ぐ仕事です。遺跡を過去のものとして保存するだけでなく、土地に関わる人々の知識と意思決定を尊重することが重要になります。

植民地期以後の変化と土地を守る働きかけ

公園管理者の歴史解説によると、非先住民の到来後、病気による死や土地を離れる移住によって、地域の先住民人口は大きく減少しました。また、コーンガラの伝統的所有者ジェフリー・リーは祖先の土地での採掘を防ぐために働きかけ、同地区は2013年に国立公園へ加えられました。これは世界遺産の範囲に加わった2011年とは別の出来事です。

世界遺産検定で押さえるポイント

オーストラリア、1981年登録、複合遺産、登録基準(i)(vi)(vii)(ix)(x)です。先住民の岩絵と生きた文化、砂岩台地と湿地、雨季・乾季に応じた生態系が要点です。1987年・1992年の境界変更と2011年の軽微な変更は、最初の登録年とは区別されます。

参考資料

PLAN YOUR VISIT

旅の計画・アクセス

確認済み
  1. 01
    起点

    ダーウィン/ジャビル/ダーウィンまたはジャビル

  2. 02
    主な交通手段

    飛行機・バス・車・タクシー・徒歩

  3. 03
    現地まで

    ダーウィンから道路で移動し、ジャビルやクーインダを拠点に周遊。遠隔地は4WDまたはツアー利用を検討。

  4. 04
    最寄り拠点から

    各見学地の駐車場から歩道へ。雨季は道路・渡河点・滝へのアクセスが変わります。

推奨見学時間
最低2〜3日。複数地域を巡るなら4〜7日。
料金の目安
入園パス・ツアー・クルーズ料金は公式サイトで確認。
営業時間・休業情報
通年開園だが季節と天候で道路・見学地が閉鎖される場合あり。
おすすめの時期
5月・6月・7月・8月・9月・10月
気候・服装
乾季は日差しと乾燥、雨季は高温多湿と豪雨に備える。帽子、水、虫よけを携行。
安全上の注意
遊泳可否とワニ警告を厳守し、アクセスレポートと燃料・水を出発前に確認。
バリアフリー情報
場所により段差や未舗装路あり。各見学地のアクセシビリティを個別確認。
通信環境
公園内は通信圏外が多い。オフライン地図と緊急計画を準備。

移動上の注意
入園パスとアクセスレポートを確認。ワニ、水害、高温、長距離運転に注意。

事前予約が必要または推奨されています。最新の受付状況を公式サイトでご確認ください。

料金・営業時間・交通情報は変更される場合があります。

一次情報を確認公式予約ページ補助情報を確認最終確認日 2026-08-10

EXAM ESSENTIALS

世界遺産検定で押さえるポイント

  • オーストラリア、1981年登録、複合遺産、登録基準(i)(vi)(vii)(ix)(x)です。
  • 先住民の岩絵と生きた文化、砂岩台地と湿地、雨季・乾季に応じた生態系が要点です。
  • 1987年・1992年の境界変更と2011年の軽微な変更は、最初の登録年とは区別されます。
公式の検定運営団体とは関係のない、一次情報に基づく独自の学習支援情報です。

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