WORLD HERITAGE
パンタナル保全地域
ブラジルのパンタナル保全地域は、季節洪水が河川、湖、草原、森林を組み替える巨大湿地の中核です。水と火の生態過程、ジャガーなどの生物、牧畜・先住民族、上流開発と大規模火災を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 2000年
- 登録基準
- (7)・(9)・(10)
- 種類
- 自然遺産
- 国・地域
- ブラジル
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
四つの保護区と湿地モザイク
河川、恒久・季節湖、草原、サバンナ、森林が複数の保護区にまたがります。世界最大級という表現は範囲定義を示し、世界遺産がパンタナル全域ではなく中核地域であることを明確にします。上流盆地から下流までの水のつながりを読みます。
パンタナルの歴史・構成と季節洪水
雨季の増水と乾季の縮小が、魚類の移動、繁殖、栄養循環、植物更新、動物の集中を左右します。洪水を単なる災害として排除せず、人命・農業と自然過程を調整します。流量を変えるダム・水路・気候変動の影響を監視します。
大型動物と生物多様性
ジャガー、カイマン、カピバラ、オオカワウソ、多様な鳥類などが暮らします。人気の大型動物だけでなく、魚、昆虫、植物、分解者を扱います。観光で野生動物を餌付け・追跡せず、個体数・保全状況は最新調査で確認します。
先住民族・地域住民・牧畜
湿地は無人の自然ではなく、先住民族、川沿い住民、伝統的牧畜の知識と生活の場です。土地権と水へのアクセスを尊重し、保護のために一方的排除しません。大規模土地所有と小規模利用を同一視せず、火入れ・漁業の管理を共同で決めます。
登録基準(vii)(ix)(x)と価値
基準(vii)は洪水景観と野生動物群集の壮観、基準(ix)は季節洪水が進める湿地生態過程、基準(x)は重要種と生物多様性の生息地を評価します。検定ではブラジル、巨大湿地、中核四保護区、季節洪水、三自然基準を整理します。
大規模火災・上流開発・気候
極端な干ばつと火災、森林伐採、農地・牧草地拡大、上流ダム、鉱業、農薬、密猟が課題です。火をすべて同一視せず、伝統的・計画的な低強度管理と破壊的火災を区別します。越境流域で早期警戒と地域消防を支えます。
旅行・火災・野生動物への配慮
火災、洪水、道路、船、観察規則は変動するため、必ず再確認します。動物を追い詰めず餌を与えず、火を使わず、地域ガイドと土地権を尊重します。
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