WORLD HERITAGE
タイ国立公園
コートジボワール南西部に残る西アフリカ最大級の原生的な熱帯雨林。多層の森林と高い固有性が、コビトカバやチンパンジーを含む多様な生物を支え、地域の自然史を伝える自然遺産です。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 1982年
- 登録基準
- (7)・(10)
- 種類
- 自然遺産
- 国・地域
- コートジボワール
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
基本情報と遺産の価値
タイ国立公園はコートジボワール南西部に広がる自然遺産です。1982年に登録基準(vii)と(x)で登録され、2023年の境界変更後の登録面積は508,186ヘクタールです。西アフリカに残る最後の大規模な原生的熱帯雨林の一つで、連続した森林が景観、生態系、生物多様性の双方を支えています。
森林の自然史と構成
森林は高木層、その下の樹木、低木、林床が重なる多層構造を持ち、河川や湿地、岩地などの環境差も含みます。大きな面積と比較的連続した植生は、広い行動圏を必要とする動物や、攪乱に弱い森林性の種にとって重要です。周辺地域で森林減少が進んだ現在、タイの森は過去の西アフリカ森林帯を理解する基準点にもなっています。
希少な動物と生物多様性
公園にはコビトカバ、チンパンジー、ゾウ、複数のサル類などが生息し、UNESCOは11種のサル類を含む多様な哺乳類に言及しています。植物、鳥類、昆虫なども豊かで、個々の有名種だけではなく、生息場所と食物網を含む森林全体の保全が必要です。野生動物の個体数や分布は変動するため、古い数値を固定的な現在値として扱わないことも重要です。
登録基準(vii)と(x)
基準(vii)は、広大な原生的熱帯雨林の規模、深い森林景観、自然美を評価します。基準(x)は、西アフリカの森林生物相と、コビトカバをはじめとする絶滅のおそれのある種の重要な生息地である点を評価します。「森林景観の卓越性」が(vii)、「生物多様性と希少種の生息地」が(x)です。
完全性と境界管理
大面積の森林がまとまって残り、主要な生態学的過程と多数の種を維持できることが完全性を支えます。2023年には境界が調整され、保全に必要な範囲の明確化が図られました。ただし、地図上の境界だけで生態系は守れません。周辺の土地利用、河川、野生動物の移動、地域住民の生活との関係を含めた管理が必要です。
保全課題と地域社会
密猟、農地拡大、森林への侵入、道路や開発の影響は継続的な課題です。巡視や法執行に加え、地域社会が保全の利益と意思決定に参加できる仕組みが欠かせません。開発計画では環境影響評価や遺産影響評価を行い、顕著な普遍的価値への影響を事前に検討します。研究、個体群調査、森林被覆の監視を長期に続ける必要があります。
世界遺産検定で覚えるポイント
- コートジボワール南西部、1982年登録
- 登録基準は(vii)と(x)
- 西アフリカに残る大規模な原生的熱帯雨林
- コビトカバ、チンパンジー、複数のサル類
- 大面積で連続する森林が完全性を支える
- 密猟、農地拡大、侵入への管理が課題
同国のコモエ国立公園が森林とサバンナの移行帯を示すのに対し、タイは湿潤熱帯雨林を中心に覚えます。
旅の計画と野生動物への配慮
公園は一般的な都市観光地とは異なり、入域条件、許可、ガイド、道路、宿泊、観察可能区域が変わります。無許可で森林へ入らず、野生動物へ接近・給餌せず、撮影のため行動を妨げません。感染症対策や地域社会への配慮も必要です。安全、交通、公園の受入状況を推測せず、公開前と訪問直前にOIPRなどの管理機関、日本の外務省等の渡航情報を確認してください。
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旅の計画・アクセス
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料金・営業時間・交通情報は変更される場合があります。
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