WORLD HERITAGE
アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの中心地区
アゾレス諸島テルセイラ島のアングラ・ド・エロイズモは、大西洋航路を支えた港湾都市です。要塞、格子街路、植民地交易と奴隷制、1980年地震復興、生活都市の保全を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 1983年
- 登録基準
- (4)・(6)
- 種類
- 文化遺産
- 国・地域
- ポルトガル
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
湾・港・格子街路・要塞の構成
天然湾に面して港、格子状街路、教会・修道院、行政・商業建築、二つの大要塞が配置されます。外観だけでなく給水、倉庫、船舶補給、住宅、火山地形を含む大西洋島嶼港湾都市として読みます。
大西洋航路と都市形成の歴史
十五世紀以降、欧州・アフリカ・アジア・アメリカを結ぶ航路の寄港地として発展し、王権・軍事の拠点にもなりました。航海の栄光だけでなく戦争、疫病、難破、交易統制、島民の負担を追います。
都市計画・港湾・防御技術
海岸地形に格子街路、広場、港と要塞を組み合わせ、船の補給・修理と都市防御を支えました。為政者や航海者だけでなく石工、船員、港湾労働者、商人、女性の宿泊・食料・家事労働を扱います。
植民地交易・奴隷制・島民社会
港は植民地商品と人の移動に関わり、奴隷化されたアフリカ系の人びとも島・船・家事・農業で働きました。大航海を交流だけで語らず、強制移送、帝国支配、人種・身分差、移民と島民文化を扱います。
登録基準(iv)(vi)と価値
基準(iv)は大西洋航路に適応した港湾都市・要塞の代表性、基準(vi)は大航海時代の世界的海上交流・植民化との強い関連を評価します。検定ではテルセイラ島、アゾレス、二要塞、基準(iv)(vi)を整理します。
地震・火山・海洋気候と復興保全
一九八〇年地震で大きな被害を受け、歴史構造を尊重した復興が進みました。地震、火山、暴風、塩害、石・木部、火災、観光住宅化が課題です。復興材を記録し、住民住宅・防災を支えます。
旅行・島嶼交通・生活都市への配慮
航空・船、天候、施設、地震・火山情報は変動するため、必ず再確認します。住民を無断撮影せず、港の美景と奴隷制・帝国交易・地震復興を併せて学びます。
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