WORLD HERITAGE
プレア・ヴィヘア寺院
カンボジア北部の高原縁に築かれたシヴァ神の寺院です。長い南北軸に沿って参道、階段、楼門、祠堂が段階的に連なり、地形と宗教儀礼を結びつけたクメール建築の傑作です。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 2008年
- 登録基準
- (1)
- 種類
- 文化遺産
- 国・地域
- カンボジア
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
山岳寺院の立地と登録
プレア・ヴィヘア寺院は、カンボジアの平原を見下ろすダンレク山地の高原縁に位置する、シヴァ神に捧げられた寺院です。2008年に基準(i)で文化遺産に登録されました。登録面積は154.7ha、緩衝地帯は2,642.5haです。9世紀の隠修の場に起源をもち、主要な寺院建築は11世紀前半にさかのぼります。
800mの軸線とクメール建築
寺院は約800mの長い軸線に沿い、舗装路と階段で結ばれた複数の聖所が連なります。建築の配置、彫刻装飾、周囲の壮大な地形が一体となっていることが特徴です。基準(i)は、平面構成と装飾の細部に優れたクメール建築の傑作である点を評価しています。建物だけでなく、自然環境と宗教的な機能に適応した空間構成が価値の中心です。
保存状態を変えた武力衝突
UNESCO登録頁の概要には、遠隔地にあるため保存状態が良いという古い説明が残っています。しかし、カンボジア国営通信社AKPが2026年9月9日に紹介した世界遺産センター・ICOMOS合同調査報告によると、2025年の攻撃、特に12月の攻撃で遺産全体に大きな被害が生じました。同記事は、2026年3月の調査団が安全上の制約から現地に数時間しか滞在できず、被害評価は網羅的ではないとも伝えています。以前の保存評価を、そのまま現在の状態とみなすことはできません。
被害の記録と緊急保存
同じAKP記事によると、プレア・ヴィヘア国家機関のチームは、損傷を写真・記述・位置情報で系統的に記録しました。調査報告は、不安定な構造物の確保、記録の完成、倒壊した構造物や破片の保護を急ぐ必要を示しています。UNESCOの文書一覧でも、2026年3月1~6日の合同調査報告の掲載を確認できます。歴史的な意匠を伝える石材と、保存に関わる人々の活動を守ることが課題です。
世界遺産検定で押さえるポイント
- カンボジア、2008年登録、単独の基準(i)。シヴァ神に捧げたクメール寺院。
- 9世紀の隠修の場に起源をもち、主要建築は11世紀前半。約800mの軸線を舗装路と階段が結ぶ。
- 地形・宗教機能・建築配置・石彫装飾の一体性が評価される。
参考文献
PLAN YOUR VISIT
旅の計画・アクセス
正確なアクセス・営業情報を公式情報源から順次確認しています。訪問前は施設公式サイトと現地の公的情報をご確認ください。
料金・営業時間・交通情報は変更される場合があります。
EXAM ESSENTIALS
世界遺産検定で押さえるポイント
- カンボジア、2008年登録、単独の基準(i)。
- シヴァ神に捧げたクメール寺院。
- 9世紀の隠修の場に起源をもち、主要建築は11世紀前半。
- 約800mの軸線を舗装路と階段が結ぶ。
- 地形・宗教機能・建築配置・石彫装飾の一体性が評価される。
COMMUNITY JOURNEYS
みんなの訪問記録
この世界遺産の訪問記録はまだありません。
あなたの写真と体験が、次に訪れる人の手がかりになります。

