WORLD HERITAGE
テワカン=クイカトラン渓谷―メソアメリカの原生地
メキシコのテワカン=クイカトラン渓谷は、乾燥地の高い植物多様性と、長期の植物利用・栽培化、水管理・集落遺跡を併せ持ちます。先住民族の知識、考古植物学、採取・気候保全を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 2018年
- 登録基準
- (4)・(10)
- 種類
- 複合遺産
- 国・地域
- メキシコ
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
乾燥谷に重なる自然と文化
メキシコの「テワカン=クイカトラン渓谷:メソアメリカの起源となる生息地」は、2018年に登録基準(iv)(x)で世界遺産となった複合遺産です。登録面積は145,255.2ヘクタール。山地と谷、乾燥林、柱状サボテン群落に、洞窟、集落、水利施設が重なり、植物と人間の長い関係を伝えます。
柱状サボテンと乾燥地の多様性
乾燥・半乾燥地でありながら、サボテンだけでなくリュウゼツラン、ユッカ、ブロメリア類など、多様な植物が生育します。UNESCOの価値説明では、維管束植物が3,000種を超える地域とされています。柱状サボテンの密な群落は、渓谷を特徴づける景観でもあります。
植物利用と水の技術
洞窟や考古遺跡は、野生植物の利用から栽培化へ至る長い過程を示します。さらに、水路、井戸、段々畑、水道橋、ダムは、限られた水を集め、畑や集落へ導くために発達した技術の証拠です。塩の生産や土器製作の遺構も、植物利用だけではない地域の生業を伝えています。
地域社会の知識と景観
UNESCOは、この地域で約1,000種の植物が地域住民に利用されてきたと説明しています。生物多様性は、人が触れなかった自然だけの産物として評価されているわけではありません。植物を見分け、採集し、育て、水を管理する知識と、地域の言語・文化の多様性も、文化的価値を支えています。
二つの登録基準と保全
基準(iv)は、植物の栽培化を示す考古遺跡と高度な水利施設が、メソアメリカの文化・技術の発展を具体的に証言する点を評価します。基準(x)は、乾燥・半乾燥地としての際立った生物多様性と、固有種・絶滅危惧種の生息地としての価値です。登録資産は三つの構成区域に22の考古地点を含み、自然保護を担うCONANPと文化遺産を担うINAH、地域社会の協調が管理上の重要課題となっています。
世界遺産検定のポイント
テワカン=クイカトラン渓谷は、メキシコの複合遺産で、2018年に登録されました。登録基準は(iv)(x)で、植物の栽培化と水利技術、乾燥地の生物多様性が結びついています。柱状サボテン群落と考古遺跡が同じ景観に残ります。
参考文献
PLAN YOUR VISIT
旅の計画・アクセス
正確なアクセス・営業情報を公式情報源から順次確認しています。訪問前は施設公式サイトと現地の公的情報をご確認ください。
料金・営業時間・交通情報は変更される場合があります。
EXAM ESSENTIALS
世界遺産検定で押さえるポイント
- テワカン=クイカトラン渓谷は、メキシコの複合遺産で、2018年に登録されました。
- 登録基準は(iv)(x)で、植物の栽培化と水利技術、乾燥地の生物多様性が結びついています。
- 柱状サボテン群落と考古遺跡が同じ景観に残ります。
COMMUNITY JOURNEYS
みんなの訪問記録
この世界遺産の訪問記録はまだありません。
あなたの写真と体験が、次に訪れる人の手がかりになります。


