WORLD HERITAGE
モンゴル・アルタイ山脈の岩絵群
モンゴル・アルタイ山脈の岩絵群は、狩猟社会から牧畜・騎馬社会への長期変化を多数の岩刻画と墓制で伝えます。遊牧民の知識、年代解釈、採掘・観光・気候への保全を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 2011年
- 登録基準
- (3)
- 種類
- 文化遺産
- 国・地域
- モンゴル
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
谷・岩絵・墓制の構成
三つの河谷に岩刻画、墳墓、石列、祭祀地点が広く分布し、山、川、放牧路と結びつきます。有名な動物像だけでなく位置、向き、重なり、周辺遺構を含む文化景観として読みます。
狩猟から牧畜への長期史
先史時代から歴史時代まで、野生動物、狩猟、家畜、車、騎馬、戦闘などの表現が重なります。図像を一枚の年代物語へ並べず、制作年代・意味の幅を示し、環境変化と生業転換を検討します。
刻画技術・図像・解釈
石面を打刻・研磨して像を刻み、既存像へ重ねる場合もあります。動物種、人物、儀礼の同定には不確実性があります。『原始芸術』と呼ばず、観察、移動、季節、社会関係を記録する知識表現として扱います。
カザフ・モンゴル遊牧民と土地
現在も遊牧・半遊牧の共同体が放牧路、聖地、水場を利用します。岩絵景観を過去の無人空間とせず、土地権、越境移動、気候変動、観光収入へ地域住民が意思決定参加することを重視します。
登録基準(iii)と価値
基準(iii)は北アジア高地における狩猟、牧畜、騎馬文化と環境適応の長期的変化を伝える卓越した証言を評価します。検定ではアルタイ、岩刻画、狩猟から牧畜、三河谷、基準(iii)を整理します。
風化・落書き・採掘への保全
凍結融解、砂塵、地衣類、落石、車両、落書き、無断拓本、採掘・道路開発が課題です。非接触記録と地域監視を進め、表面を洗浄・強調しません。放牧を一律排除せず踏圧・アクセスを共同管理します。
旅行・遠隔地・岩面への配慮
許可、道路、天候、国境、地域ガイドは変動するため、必ず再確認します。岩面へ触れず濡らさず拓本を採らず、家畜・ゲル・聖地を撮影する際は同意を得ます。
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旅の計画・アクセス
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