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WORLD HERITAGE

タンザニア文化遺産2006年登録

コンドア・ロックアート遺跡群

タンザニアのコンドア・ロックアート遺跡群は、岩陰の人物・動物画と儀礼景観に、狩猟採集民と農牧民の長い表現を残します。作者を一括りにせず、地域共同体、秘密知識、顔料劣化と観光接触を解説します。

コンドア・ロックアート遺跡群(タンザニア)のイメージイラスト

ESSENTIAL FACTS

基本情報と登録基準

登録年
2006年
登録基準
(3)・(6)
種類
文化遺産
国・地域
タンザニア

WHY IT MATTERS

この世界遺産について

基本情報と岩絵の数

コンドア・ロック・アート遺跡群は、タンザニア中央部、大地溝帯に接するマサイ断崖の東斜面に広がります。2006年に登録基準(iii)(vi)で登録され、登録面積は233,600ヘクタールです。岩絵のある岩陰、洞窟、張り出した岩壁の正確な総数は確定しておらず、UNESCOの価値説明では約150~450か所と推定されています。岩面は少なくとも二千年にわたって描画に使われてきました。

狩猟採集から農牧へ

断層で割れた堆積岩の張り出しが自然の岩陰を作り、その岩面が描画の場所となりました。南部・中央アフリカの図像との共通性がある一方、独特の縞状の描き方や、家畜の描写が少ないことなどに特徴があります。岩絵の連なりは、狩猟採集から農耕・牧畜へという社会経済の変化と、それに結びつく信仰や考え方を伝えます。

描かれた過去と生きた儀礼

一部の岩陰は、雨乞い、占い、治療、通過儀礼の場所として地域社会と結びついています。UNESCOは、白い絵の一部と数世紀前の少年の成人儀礼との関係を可能性として説明し、その現代的な形が地域で続いているとしています。乾燥期に家畜を放牧するために訪れるマー語系牧畜民の子孫や、サンダウェ語話者による比較的新しい描画の例も紹介されています。すべての絵を一つの時代や一つの集団へ単純に割り当てられるわけではありません。

登録基準と文化の連続

基準(iii)は、狩猟採集民と農耕民の生活、南部・中央アフリカの狩猟採集民の美術の独自な変化、農牧民の絵画を伝える証言です。基準(vi)は、岩絵と現在も行われる儀礼との強い関係を評価します。岩面に描かれた像だけでなく、その場所を使う人びとの信仰や行為も遺産価値の一部です。

森林と岩面を一緒に守る

岩陰を囲む樹林は、日射、風、ほこりを弱め、土壌流出を抑える役割があります。UNESCOは、農地や放牧地の拡大、建材や燃料の採取、登録前の違法発掘による文脈情報の喪失を課題として挙げています。また、一部の雨乞い儀礼で動物の脂やビールが絵にかけられる例を示し、生きた儀礼の継続と岩絵の物理的保全の調整が必要だと説明しています。管理の説明には、森林当局と村の行政・共同体が、薪用の植樹を行える区域を特定したことも記されています。

世界遺産検定で押さえるポイント

タンザニア、2006年登録、文化遺産、登録基準(iii)(vi)です。マサイ断崖の岩陰、狩猟採集と農牧の文化、少なくとも二千年にわたる描画、雨乞いなどの生きた儀礼が主要な要点です。岩絵地点の総数は確定値ではなく、UNESCOの推定では150~450か所です。

参考文献

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世界遺産検定で押さえるポイント

  • タンザニア、2006年登録、文化遺産、登録基準(iii)(vi)です。
  • マサイ断崖の岩陰、狩猟採集と農牧の文化、少なくとも二千年にわたる描画、雨乞いなどの生きた儀礼が主要な要点です。
  • 岩絵地点の総数は確定値ではなく、UNESCOの推定では150~450か所です。
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