ヒルカニアの森林群の写真

ヒルカニアの森林群

ヒルカニアの森林群とは

ヒルカニアの森林群は、イラン北部のカスピ海南岸に広がる広大な森林地帯です。約2500万年前から続く古代の温帯落葉樹林であり、その豊かな生物多様性と地質学的な重要性が評価され、2019年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。

遺産の価値と特徴

この遺産は、氷河期の影響を免れたことで多くの古代植物種が生き残った「避難所」としての役割を果たしてきました。登録基準(ix)「生態系の進化を示す顕著な例」として、以下の価値が認められています。

  • 生物多様性: 約80種の木本植物が自生するなど、多様な動植物が生息しています。ペルシャヒョウなどの絶滅危惧種や多くの固有種にとって重要な生息地です。
  • 地質学的・生態学的価値: 氷河期を生き延びた古代の森林生態系が手つかずの状態で残っており、地球の生態系の進化の歴史を理解する上で非常に重要です。
  • 自然景観: 緑豊かな森林と急峻な山岳地帯が織りなす美しい景観は、古代の自然環境を体感できる貴重な場所となっています。

ヒルカニアの森林群の基本情報

                         
国名 イラン・イスラム共和国
世界遺産の名称 ヒルカニアの森林群
遺産の種類 自然遺産
登録年 2019
拡張・範囲変更 2023
危機遺産
危機遺産登録期間
登録基準 (ⅸ)
備考
範囲(ヘクタール)145004.74
地図

関連する世界遺産

  1. 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の写真

    奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島

  2. アンティコスティの写真

    アンティコスティ

  3. エトナ山の写真

    エトナ山

  4. サンガイ国立公園の写真

    サンガイ国立公園

  5. 武陵源の写真

    武陵源

  6. イラン縦貫鉄道の写真

    イラン縦貫鉄道

  7. 済州火山島と溶岩洞窟群の写真

    済州火山島と溶岩洞窟群

  8. ドナウ・デルタの写真

    ドナウ・デルタ

  9. トゥバッタハ岩礁自然公園の写真

    トゥバッタハ岩礁自然公園