WORLD HERITAGE
ポトシ市街
ボリビアのポトシ市街は、セロ・リコ銀山、精錬施設、水利、造幣局、教会・住宅に植民地銀経済を残します。先住民ミタ労働、アフリカ系労働、水銀汚染、現在の鉱山労働と崩落危機を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 1987年
- 登録基準
- (2)・(4)・(6)
- 種類
- 文化遺産
- 国・地域
- ボリビア
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
山・鉱山・水利・都市の構成
セロ・リコの坑道、鉱滓、精錬工場跡、貯水池・水路と、造幣局、教会、住宅、市場が高地都市を構成します。華麗な建築だけでなく鉱石、燃料、水銀、貨幣、食料、人の移動を結ぶ世界的銀生産システムとして読みます。
植民地銀ブームと世界経済
16世紀以降、銀はスペイン帝国の貨幣・財政と大西洋・太平洋交易へ流れました。1545年の発見を無人の山の発見とせず、先住民の先行知識・利用を確認します。世界経済への影響を繁栄だけでなく強制・環境負担と結びつけます。
ミタ・奴隷・女性と鉱山労働
植民地ミタでアンデス各地の共同体から労働者が動員され、坑内・運搬・精錬で危険にさらされました。奴隷化されたアフリカ系の人びと、自由労働者、女性の選鉱・市場・家事も扱います。裏付けのない死亡者数を反復しません。
アマルガム・水銀・水利技術
粉砕鉱石から銀を得るアマルガム法は水・塩・水銀と多数の工程を必要とし、ワンカベリカの水銀生産とも結びつきました。技術成果だけでなく水銀曝露、粉じん、河川・土壌汚染、下流共同体への影響を扱います。
登録基準(ii)(iv)(vi)と遺産価値・検定ポイント
基準(ii)は鉱山・精錬・貨幣技術と世界交易の交流、基準(iv)は山・水利・工場・都市の産業複合体、基準(vi)は世界史的な銀経済との結びつきを評価します。検定ではセロ・リコ、ミタ、造幣局、三基準を整理します。
崩落・汚染・現在の鉱山生計の保全
長期採掘で山体は不安定化し、坑道崩落、地盤沈下、重金属汚染が人命と遺産を脅かします。現在の協同組合・労働者の生計を無視して採掘停止だけを求めず、安全、代替収入、児童労働防止、汚染対策を共同で進めます。
旅行・現役鉱山安全への配慮
坑道公開、労働状況、崩落、標高、渡航情報は変動するため、必ず再確認します。現役坑道を娯楽施設と扱わず、危険な見学を避け、労働者を無断撮影せず、保護具と指示に従います。
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旅の計画・アクセス
正確なアクセス・営業情報を公式情報源から順次確認しています。訪問前は施設公式サイトと現地の公的情報をご確認ください。
料金・営業時間・交通情報は変更される場合があります。
GRADE 3 CURRICULUM
世界遺産検定3級での位置づけ
近代国家の成立と世界の近代化
国家体制と産業化の変化を、建築・都市・産業遺産と結び付けます。
- 国・地域:ボリビア
- 種類:文化遺産
- 登録年:1987年
- 登録基準:(2)・(4)・(6)
この章で結び付けて学ぶテーマ
- 絶対王政
- 啓蒙専制君主
- 周辺主権国家
範囲確認:現行の公式重要語句・訂正情報で掲載を補強確認
第7章の学習ガイドへ 世界遺産ライブラリによる独自の学習支援です。公式問題・公式テキストの転載ではなく、公式公開情報と一次情報を基に構成しています。EXAM STUDY
検定対策の独自解説
世界遺産検定3級
ポトシ市街:銀山が生んだ植民都市と世界経済
ポトシはボリビアのアンデス高地にある銀山都市です。16世紀、セロ・リコで産出する大量の銀を背景に、世界有数の産業複合体へ発展しました。登録範囲には鉱山、水を供給した人工湖・水路、水力設備、王立造幣局、教会、住宅、労働者地区が含まれます。銀は植民地支配と世界交易を支える一方、先住民労働者を動員するミタ制とも関係します。資源、技術、都市、労働の四点で捉えます。
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