WORLD HERITAGE
チトワン国立公園
ネパール低地のチトワン国立公園は、河川、草原、サラソウジュ林がインドサイ、トラ、ガビアルなどを支える自然遺産です。タルー共同体の土地権、密猟、観光と保全を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 1984年
- 登録基準
- (7)・(9)・(10)
- 種類
- 自然遺産
- 国・地域
- ネパール
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
河川・氾濫原・草原・森林の構成
ラプティ川などの水系、氾濫原、背の高い草原、サラソウジュ林、河畔林がモザイクをつくります。公園境界だけでなく上流流域、緩衝地帯、野生生物回廊、共同体の農地を含む動的な低地生態系として読みます。
洪水・堆積・植生遷移の自然史
モンスーン洪水と土砂堆積が河道・砂州・草原を更新し、森林との遷移を生みます。固定したジャングルとせず、水量、火入れ、放牧、外来植物、気候変動で生息地が変わる点を扱い、管理による草原維持も評価します。
サイ・トラ・ガビアルと食物網
インドサイ、ベンガルトラ、ゾウ、ガビアル、多様な鳥類が陸水域を利用します。個体数は最新調査で確認し、象徴種だけでなく草、魚、獲物種、腐食者、水質と回廊を含む食物網で評価します。
タルー共同体・土地利用・保護区化
タルーをはじめとする人びとは農業、漁撈、採集、放牧で地域と関わってきました。無人の野生自然として語らず、保護区化による移転・利用制限、人獣衝突、補償、共同管理、観光利益への参加を扱います。
登録基準(vii)(ix)(x)と価値
基準(vii)は河川・草原・森林と大型動物の景観、(ix)は氾濫原の生態過程、(x)はサイ、トラ、ガビアルなど希少種の重要生息地を評価します。検定ではタライ平原、三生息環境、三基準を整理します。
密猟・侵入種・洪水・人獣衝突の保全
密猟、違法取引、外来植物、上流開発、洪水・干ばつ、道路、家畜疾病、人獣衝突が課題です。野生動物・水・植生を監視し、レンジャーと住民の安全、被害補償、回廊回復を進めます。
旅行・野生動物・地域住民への配慮
入域、サファリ、洪水、霧、健康情報は変動するため、必ず再確認します。生物へ接近・給餌せず、倫理的な事業者を選び、ゾウ利用方針を確認し、住民を無断撮影しません。
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旅の計画・アクセス
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