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世界遺産ライブラリWORLD HERITAGE LIBRARY

WORLD HERITAGE

アルゼンチン文化遺産2003年登録

ウマワカ渓谷

アルゼンチン北西部のウマワカ渓谷は、アンデス高地と低地を結ぶ交易路に集落、段々畑、要塞、植民地建築を重ねた文化的景観です。先住民族、征服・独立戦争、観光化と水不足を解説します。

ケブラーダ・デ・ウマウアカの写真

ESSENTIAL FACTS

基本情報と登録基準

登録年
2003年
登録基準
(2)・(4)・(5)
種類
文化遺産
国・地域
アルゼンチン

WHY IT MATTERS

この世界遺産について

渓谷・道・集落・農地の構成

リオ・グランデ沿いの細長い渓谷に交易路、集落、段々畑、要塞プカラ、礼拝堂、牧畜地が連なります。色彩地形だけでなく標高差、水、季節移動、周辺高地・低地との接続を含む交通文化景観として読みます。

長距離交流の歴史

先史時代から人・家畜・塩・農産物・金属・知識が移動し、インカ支配、スペイン植民地化、独立戦争を経験しました。道を帝国の一方的整備とせず、先住民共同体の既存ネットワークと強制動員を扱います。

農耕・牧畜・建築技術

段々畑、灌漑、日干し煉瓦、石積み、家畜利用は乾燥高地への適応を示します。『伝統が不変』とせず作物、技術、土地所有の変化を追います。女性、市場商人、運搬者の労働も扱います。

先住民族・戦争・現代の権利

オマグアカなどの共同体は征服・土地収奪・軍事動員を経験しながら文化・言語・祭礼を継承しています。独立の英雄史だけでなく住民の死傷・徴発を扱い、現在の土地・水・観光の権利を尊重します。

登録基準(ii)(iv)(v)と価値

基準(ii)はアンデス交易路の文化交流、(iv)は長期交通・集落システム、(v)は乾燥渓谷へ適応した土地利用とその脆弱性を評価します。検定ではリオ・グランデ、プカラ、交易路、三基準を整理します。

豪雨・水不足・観光化の保全

鉄砲水、斜面崩壊、地震、水不足、日干し煉瓦劣化、道路、短期賃貸、観光商品化が課題です。流域・集落・農地を一体管理し、住民の住宅・水・祭礼を優先します。

旅行・高地・共同体への配慮

道路、鉄砲水、高地、祭礼、地域安全情報は変動するため、必ず再確認します。私有農地・聖地へ入らず、撮影同意を得て、景観と征服・土地権を併せて学びます。

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