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世界遺産ライブラリWORLD HERITAGE LIBRARY

WORLD HERITAGE

トルコ複合遺産1988年登録

ヒエラポリス=パムッカレ

トルコのヒエラポリス=パムッカレは、石灰華の白い段丘と温泉、古代都市・墓地が自然過程と湯治文化を結びます。水利用、地震、病者・労働者の生活、観光による石灰華の変色と保全を解説します。

ヒエラポリスとパムッカレの写真

ESSENTIAL FACTS

基本情報と登録基準

登録年
1988年
登録基準
(3)・(4)・(7)
種類
複合遺産
国・地域
トルコ

WHY IT MATTERS

この世界遺産について

石灰華・温泉・古代都市の構成

炭酸カルシウムを含む温泉水が作る石灰華段丘、その上のヒエラポリスの劇場、浴場、門、通り、聖域、教会、広大な墓地が資産を構成します。自然景観と都市遺跡を別々にせず、水の流れで結んで読みます。

石灰華を生む地質と水循環

断層沿いに湧く温水から二酸化炭素が失われ、炭酸カルシウムが沈殿して段丘を形成します。白さや水量は自然だけでなく配水管理にも左右されます。地震活動と地形形成を最新の地質資料で確認します。

都市・湯治・宗教の歴史

ヘレニズム期からローマ・ビザンツ期へ都市が発展し、温泉、治療、巡礼、葬送が重要でした。王や聖人だけでなく、病者、家族、医療者、浴場労働者、石工、商人、奴隷化された人びとの可能性を扱います。

墓地・疾病と人の尊厳

多様な墓形式と碑文は、遠方から来た人、家族、職業、社会差を伝えます。病気や障害を温泉で完全に治った物語にせず、古人骨・墓・副葬品を尊重します。殉教伝承は考古学的証拠と信仰伝承を区別します。

登録基準(iii)(iv)(vii)と遺産価値・検定ポイント

基準(iii)は古代の温泉・宗教文化への証言、(iv)は浴場・墓地を含む都市遺構の代表性、(vii)は白い石灰華段丘の自然美を評価します。検定では複合遺産、温泉、石灰華、三基準を整理します。

配水・踏圧・地震と遺跡保全

水の転用、踏圧、汚れ、藻類、ホテル跡、地震、遺構の風化、群衆が課題です。限定区域へ交互に配水し、裸足通行と入域を管理します。石灰華の自然形成と観光演出を区別し、都市遺構の排水も監視します。

旅行・温泉景観への配慮

入域、水流、裸足区間、温泉施設、暑熱、修復は変動するため、必ず再確認します。指定外の石灰華へ入らず、日焼け対策と飲料水を備え、墓や礼拝遺構へ登りません。

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