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WORLD HERITAGE

ウズベキスタン文化遺産1990年登録

イチャン・カラ

ウズベキスタンのヒヴァにあるイチャン・カラは、城壁内に宮殿、モスク、マドラサ、霊廟、住宅が集まる内城です。シルクロード都市の権力、信仰、生活と保存を解説します。

イチャン・カラ(ウズベキスタン)のイメージイラスト

ESSENTIAL FACTS

基本情報と登録基準

登録年
1990年
登録基準
(3)・(4)・(5)
種類
文化遺産
国・地域
ウズベキスタン

WHY IT MATTERS

この世界遺産について

イチャン・カラとは

ウズベキスタンのホラズム地方、ヒヴァにある城壁内の内城です。1990年に基準(iii)(iv)(v)で世界文化遺産に登録されました。UNESCO登録欄の面積は37.5haです。隊商がペルシアへ向かって砂漠を渡る前の拠点で、宮殿、モスク、マドラサ、霊廟、隊商宿、市場と住宅が密集しています。

城壁の内側に重なる都市の機能

高さが約10mに達する城壁の中には、記念的な宗教建築だけでなく、狭い街路や住宅も残ります。UNESCOは、個々の建造物の多さ以上に、19~20世紀の建築が伝統的な都市構造へ調和して組み込まれた構成を重視しています。内城を一つの宮殿や博物館とみなすのではなく、信仰、教育、交易、居住が接する都市として理解できる場所です。

ジュマ・モスクと住宅の木彫

ジュマ・モスクは屋根で覆われた空間を持ち、UNESCOの解説では212本の柱と、八角形の採光部によるほのかな明かりが特徴とされています。住宅には中庭、彫刻された木柱で支える柱廊付きの接客空間、私的な居室が組み合わされます。ホラズムの職人たちが継承した建築技術は、華やかなタイルだけでなく、生活に近い木造の細部にも表れています。

交易都市と奴隷制の歴史

宮殿や市場の繁栄の背後には、奴隷化された人びとの経験もありました。歴史家ジェフ・イーデンは原著で、ホラズムの大規模な農業経営で奴隷労働が行われたことを論じています。これは地域の生産構造に関する研究であり、登録範囲の全建物を奴隷が建てたと証明するものではありません。

解放を求めた人びと

イーデンが2022年にプリンストン大学で行った研究発表の概要は、1873年のロシアによるヒヴァ征服前夜に、奴隷化された人びとが蜂起し、奴隷制廃止を促したという議論を紹介しています。解放を征服者の功績だけで説明する見方を問い直し、当事者の行動を歴史の中心に置く研究です。交易を文化交流の美しい物語だけで終わらせないためにも重要な視点です。

登録基準と生活建築の保全

基準(iii)はホラズムの失われた文明への証言、(iv)は14~19世紀の中央アジアのイスラーム建築の発展を示す建築群、(v)は設計と構法に特色のある伝統的住宅・居住地を評価します。UNESCOは木部のシロアリ被害、基礎に影響する塩分や湿気を保全課題として挙げています。記念建築と日常の住宅をともに残すことが、この都市の価値を支えます。

世界遺産検定で押さえるポイント

ウズベキスタンの文化遺産で、1990年登録、基準(iii)(iv)(v)です。ヒヴァの内城、ホラズム、城壁、ジュマ・モスク、マドラサ、中庭住宅が主要語です。(iii)は文明の証言、(iv)はイスラーム建築群、(v)は伝統的な居住建築に対応します。

参考文献

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世界遺産検定で押さえるポイント

  • ウズベキスタンの文化遺産で、1990年登録、基準(iii)(iv)(v)です。
  • ヒヴァの内城、ホラズム、城壁、ジュマ・モスク、マドラサ、中庭住宅が主要語です。
  • (iii)は文明の証言、(iv)はイスラーム建築群、(v)は伝統的な居住建築に対応します。
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