概要
ホイサラ様式の信仰関連遺産群は、インド南部カルナータカ州に残る、11世紀から14世紀にかけて栄えたホイサラ朝時代のヒンドゥー教寺院群です。この遺産群は、ベルール、ハレービードゥ、ソムナートプラにある3つの代表的な寺院から構成されています。ホイサラ建築の最大の特徴は、石鹸石(ソープストーン)と呼ばれる柔らかい石材を用いることで実現した、驚くほど精緻で複雑な彫刻です。星形の基壇や、まるで宝飾品のように壁面を埋め尽くす神々や動物たちの彫像は、ホイサラ朝の芸術と建築技術の頂点を示すものと評価されています。2023年に世界文化遺産に登録されました。
世界遺産登録
2023年に世界文化遺産として登録されました。
- 登録基準(i): 人類の創造的才能を表す傑作であること。
- 登録基準(ii): 南インドの寺院建築の発展において、重要な文化的・様式的交流を示していること。
- 登録基準(iv): ホイサラ朝の宗教的・文化的・芸術的価値観を体現した、ヒンドゥー教寺院建築の顕著な見本であること。
主な寺院
| 寺院名 | 所在地 | 特徴 |
|---|---|---|
| チェンナケーシャヴァ寺院 | ベルール | ホイサラ建築の初期の傑作。特に内部の柱や天井の彫刻が見事。 |
| ホイサレーシュヴァラ寺院 | ハレービードゥ | ホイサラ朝の首都に建てられた最大級の寺院。壁面全体を覆う彫刻は圧巻。 |
| ケーシャヴァ寺院 | ソムナートプラ | ホイサラ建築の後期を代表する寺院。保存状態が非常に良く、完璧な星形の構造を持つ。 |