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世界遺産ライブラリWORLD HERITAGE LIBRARY

WORLD HERITAGE

スペイン文化遺産2021年登録

プラド通りとブエン・レティーロ、芸術と科学の景観

プラド通りとブエン・レティーロは、並木道、公園、美術館、科学・医療施設を結ぶマドリードの都市景観です。王室空間の公共化、芸術・科学制度を支えた人びと、収蔵品の来歴、緑地と市民生活を解説します。

パセオ・デル・プラドとブエン・レティーロ、芸術と科学の景観の写真

ESSENTIAL FACTS

基本情報と登録基準

登録年
2021年
登録基準
(2)・(4)・(6)
種類
文化遺産
国・地域
スペイン

WHY IT MATTERS

この世界遺産について

大通り・公園・文化施設の構成と価値

プラド通り、ブエン・レティーロ公園、並木、水景、広場、宮殿・門、博物館、科学・医療関連施設が都市景観を構成します。個々の名所でなく、公共空間と知識制度を結ぶ軸として読みます。

王室空間から市民の都市へ

王宮庭園と儀礼空間を基盤に、啓蒙期以降、科学、芸術、衛生、余暇の公共施設が整えられました。公共化を直線的な進歩として語らず、身分、ジェンダー、植民地由来の富、利用排除も扱います。

芸術・科学・医療の制度史

美術館、植物園、天文・医学等の施設が収集、研究、教育を担いました。偉人だけでなく学芸員、庭師、標本採集者、患者、看護者、植民地地域の知識提供者を含め、収蔵品の来歴を検討します。

緑地・水・市民生活

並木、公園、池、噴水は都市の微気候、移動、休息、集会を支えます。景観美だけでなく暑熱対策、生物多様性、アクセシビリティ、抗議や祭事など、市民が公共空間を使い直す現在の役割を示します。

登録基準(ii)(iv)(vi)と検定ポイント

基準(ii)は都市・文化制度の交流、(iv)は芸術と科学を統合した都市景観、(vi)は知識・文化との結びつきを評価します。検定ではマドリード、プラド通り、レティーロ、三基準を整理します。

暑熱・樹木・旅行への配慮

気候変動、樹木老化、暴風、交通、大規模行事、観光集中が課題です。公園と施設の最新管理を確認します。開館、イベント、暑熱、交通、撮影は必ず再確認し、市民の利用を妨げません。

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