WORLD HERITAGE
タブリーズの歴史的バザール複合体
イランのタブリーズ歴史的バザールは、覆い付き通路、隊商宿、商店、宗教・公共施設が交易と都市生活を組織します。商人だけでなく職人・運搬者・女性、政治運動、地震・火災と現役市場の保全を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 2010年
- 登録基準
- (2)・(3)・(4)
- 種類
- 文化遺産
- 国・地域
- イラン
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
タブリーズの歴史的バザールとは
イラン北西部タブリーズの歴史的バザール複合体は、2010年に登録基準(ii)(iii)(iv)で世界遺産に登録されました。登録面積はUNESCOの欄で28.9733ヘクタールです。東西の交易路上に発達した市場で、屋根付きの煉瓦造建築と囲まれた空間がつながり、商業だけでなく、集会、教育、宗教活動を収めています。
建物と職能組織が一体となった市場
この市場を支えてきたのは建築だけではありません。UNESCOは職能・社会組織が建築空間と密接に結び付き、寄進と免税の仕組みが長期の交易・文化交流に寄与したと説明しています。専門化した施設、仕事、異なる文化の人びとが、比較的コンパクトな地区の中で結び付くことが特徴です。
地震と再建の履歴
UNESCOの価値説明では、12~18世紀の国際的な交易・文化交流拠点としての重要性が示されています。現在の建築群には1780年の地震後に再建された時期の設計、職人技、材料が残り、18世紀の市場のまとまりを伝えます。古い市場でありながら経済活動が続くことも、その真正性を支える要素です。
登録基準が評価するもの
基準(ii)は交易と文化交流を通じて発達した、多様で統合的な商業都市空間を評価します。基準(iii)は、物的・経済的・社会的・政治的・宗教的な要素を合わせ持つ、今も続く文明への証言です。基準(iv)は商業上の必要から形づくられた多数の専門的建物や空間が相互につながる、多機能な都市複合体の顕著な例として認められています。
商人と所有者が参加した保全
アガ・ハーン建築賞の2011~2013年期に表彰された再生事業では、バザールの商人共同体が施主となりました。同賞の事業記録によれば、2000年以降、所有者と借主が参加して多くの施設が修復され、基盤設備の改善と公共施設の整備も行われました。管理には商人、市当局、文化遺産担当機関が関わっており、営業の場を維持しながら建築を守る取り組みの具体例です。
世界遺産検定で押さえるポイント
- イラン北西部、2010年登録、基準(ii)(iii)(iv)の文化遺産です。
- 屋根付き煉瓦建築と多様な機能・職能組織が結び付いた、現役のバザールです。
- 1780年の地震後の再建と、所有者・借主が参加した保全が重要な特徴です。
参考文献
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世界遺産検定で押さえるポイント
- イラン北西部、2010年登録、基準(ii)(iii)(iv)の文化遺産です。
- 屋根付き煉瓦建築と多様な機能・職能組織が結び付いた、現役のバザールです。
- 1780年の地震後の再建と、所有者・借主が参加した保全が重要な特徴です。
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