WORLD HERITAGE
上都遺跡
中国・内モンゴル自治区の草原に残る、元のフビライが築いた都城遺跡です。遊牧世界と中国の都市制度が交わった宮城・皇城・外城の構成から、多民族帝国の統治と季節移動を考えられます。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 2012年
- 登録基準
- (2)・(3)・(4)・(6)
- 種類
- 文化遺産
- 国・地域
- 中国
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
草原都城・宮殿・水系の構成価値
城壁、宮殿区、官庁・寺院跡、街路、水路、墓、周辺草原が、遊牧と定住を結ぶ都城景観をつくります。石造遺構だけでなく、季節移動、家畜、物資供給、河川と都の関係で読みます。
クビライの都と多様な人びと
クビライの政治と元朝成立に加え、モンゴル牧民、漢人官僚、職人、兵士、宗教者、商人、女性、使節を扱います。マルコ・ポーロの記述だけに頼らず、考古資料と複数史料で帝国交流と権力差を捉えます。
登録基準(ii)(iii)(iv)(vi)と検定
基準(ii)は遊牧・農耕文化の交流、(iii)はモンゴル帝国文明の証言、(iv)は草原都城の代表性、(vi)は世界史的出来事との結びつきです。検定では内モンゴル、元の上都、クビライ、夏都、四基準を整理します。
草原・地下遺構・旅行への配慮
風食、凍結、草地劣化、放牧、地下遺構、道路、観光施設が課題です。地域牧民の生活を排除しません。公開区域、道路、天候、草原火災、ドローンは必ず再確認し、遺構上を走行しません。
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