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WORLD HERITAGE

中央アフリカ自然遺産1988年登録

マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園

中央アフリカ共和国北東部でサバンナと湿地が交わる巨大国立公園です。生態学的過程と生物多様性、登録基準(ix)(x)、1997年から続く危機遺産、密猟・放牧・紛争への対応を解説します。

マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園(中央アフリカ)のイメージイラスト

ESSENTIAL FACTS

基本情報と登録基準

登録年
1988年
登録基準
(9)・(10)
種類
自然遺産
国・地域
中央アフリカ

WHY IT MATTERS

この世界遺産について

基本情報と遺産の価値

マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園(Manovo-Gounda St Floris National Park)は、中央アフリカ共和国北東部に広がる自然遺産です。登録面積は1,740,000 haで、1988年に登録基準(ix)(x)で世界遺産となりました。2026年10月31日に確認したUNESCOの登録欄では、1997年から現在まで危機遺産リストに記載されています。

三つの川と二つの生態地域

公園はスーダン・サヘル地域とスーダン・ギニア地域にまたがり、北部の草原・氾濫原から南部の河畔林を伴うサバンナへ、多様な環境が連なります。マノヴォ、クンバラ、グンダという三つの主要河川の流域全体を含むことが特徴です。南には砂岩からなるボンゴ山地があり、平原には孤立した岩山も点在します。

東西アフリカのサバンナの生物と、南方の森林に関わる生物が交わる位置にあるため、公園の価値は特定の大型動物一種だけでは説明できません。基準(ix)は、こうした移行帯の地形・流域・生息環境を含む生態系に関わります。基準(x)は、その多様な環境が生物多様性の保全に果たす役割を評価しています。

生息記録と現在の調査を区別する

UNESCOの顕著な普遍的価値の説明には、哺乳類約57種、鳥類約320種の記録と、バッファロー類、コーブ、ウォーターバックなどの草食獣が挙げられています。北部の氾濫原は水鳥の生息環境としても重要です。

ただし、この説明に列挙されたクロサイ、ゾウ、キリンなどの過去の記録を、そのまま現在の個体数や観察可能性とみなすことはできません。密猟、放牧、治安の悪化、管理資源の不足が保全を難しくしてきました。面積が広いことだけで、すべての動物が安定して生存できるとは限りません。

危機遺産の保全を支える監視

UNESCOの公園保全事業の報告は、2019年3月のUNESCO・IUCN合同調査が、生態系の監視と継続的な確認の仕組みを欠くと、顕著な普遍的価値が回復不能な形で失われかねないと結論づけたことを説明しています。事業には航空調査、継続的な生物調査、現場職員の訓練などが組み込まれました。

同報告の実績欄には、25回を超える航空調査・評価活動、約40種の野生動物に関する監視データの収集、密猟対策や行動規範、通信機器、救急処置についての職員研修が記載されています。これは調査と管理を立て直す活動の記録です。すべての個体群が回復したことや、公園全域の安全を証明する数値ではありません。

牧畜と周辺住民の暮らし

公園周辺は、スーダンやチャド方面から家畜を伴って移動する牧畜とも関わってきました。UNESCOの保全事業は、既存の移動牧畜に関する合意を踏まえて長期的な保護計画を整えることを目的に含めています。野生動物の保護と、放牧地や水を利用する人びとの暮らしの調整が課題です。

同事業の実績には、シアや蜂蜜の加工を行う小規模事業への支援と、村落狩猟区域を管理する三つの地域団体の活動再建もあります。密猟の取締りだけでなく、地域の仕事や管理への参加を支える具体的な取り組みです。ただし、支援の実施を住民全体の所得向上や紛争解消の達成と同一視することはできません。

参考文献

世界遺産検定で押さえるポイント

中央アフリカ共和国の自然遺産で、1988年登録、基準は(ix)(x)です。登録面積174万 ha、1997年から危機遺産。二つの生態地域にまたがるサバンナ、三つの主要河川の流域、氾濫原と水鳥の生息環境が重要です。

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世界遺産検定で押さえるポイント

  • 中央アフリカ共和国の自然遺産で、1988年登録、基準は(ix)(x)です。
  • 登録面積174万 ha、1997年から危機遺産。
  • 二つの生態地域にまたがるサバンナ、三つの主要河川の流域、氾濫原と水鳥の生息環境が重要です。
公式の検定運営団体とは関係のない、一次情報に基づく独自の学習支援情報です。

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