WORLD HERITAGE
トジェビーチのユダヤ人街と聖プロコピウス聖堂
チェコのトジェビーチでは、ユダヤ人街・墓地と聖プロコピウス聖堂が近接し、中世以降の宗教共同体と都市生活を伝えます。共存だけでなく隔離・迫害・ホロコースト、住民主体の保全を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 2003年
- 登録基準
- (2)・(3)
- 種類
- 文化遺産
- 国・地域
- チェコ
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
ユダヤ人街・墓地・聖堂の構成
チェコの西モラヴィア、ヴィソチナ地方にあるトジェビーチのユダヤ人街、ユダヤ人墓地、聖プロコピウス聖堂からなる文化遺産です。2003年に基準(ii)(iii)で登録され、2018年に軽微な境界変更がありました。登録資産は6.55 ha、緩衝地帯は136.89 haです。
川沿いの町家が伝える暮らし
ユダヤ人街はイフラヴァ川沿いに発展しました。政治的な制約のため限られた空間に住む必要があり、複雑な共同所有の建物が生まれました。道路に面した階を店舗や工房、上階を住居とする構成が典型的です。街路やシナゴーグ、学校、旧皮革工場が、礼拝だけでなく教育や生業の歴史を伝えています。
丘の上の聖堂と街区外の墓地
聖プロコピウス聖堂はユダヤ人街を見下ろす丘にあり、13世紀初めにベネディクト会修道院の一部として建てられました。西ヨーロッパの建築が中央ヨーロッパへ伝わった初期の重要例です。墓地はユダヤ人街の外、丘の背後にあり、15世紀に遡る部分と19世紀の部分を含みます。
共存の歴史とホロコースト
基準(ii)はユダヤ教とキリスト教の文化が長く共存し価値を交換したこと、(iii)は中央ヨーロッパのユダヤ人ディアスポラの文化的伝統への証言を評価しています。一方、市の公式歴史案内によると、1942年には約300人のユダヤ人がテレジーン、さらに東方へ強制移送されました。戦争を生き延びたのは少数で、地域のユダヤ人共同体は再建されませんでした。建築の保存と共同体の存続は、同じ歴史ではありません。
複数の所有者による保存
UNESCOの価値記述では、市、ブルノのユダヤ人共同体、カトリック教会の教区、ヴィソチナ地方が、それぞれ街区・墓地・聖堂・旧修道院に関わる管理を担うとされています。所有関係が複雑なため個々の維持管理計画が設けられ、建築だけでなく聖堂と街区の視覚的な関係も保全対象です。
世界遺産検定で押さえるポイント
チェコの文化遺産で、2003年登録、2018年に軽微な境界変更があります。構成要素はユダヤ人街、墓地、聖プロコピウス聖堂です。登録基準は(ii)(iii)です。
参考文献
PLAN YOUR VISIT
旅の計画・アクセス
正確なアクセス・営業情報を公式情報源から順次確認しています。訪問前は施設公式サイトと現地の公的情報をご確認ください。
料金・営業時間・交通情報は変更される場合があります。
EXAM ESSENTIALS
世界遺産検定で押さえるポイント
- チェコの文化遺産で、2003年登録、2018年に軽微な境界変更があります。
- 構成要素はユダヤ人街、墓地、聖プロコピウス聖堂です。
- 登録基準は(ii)(iii)です。
COMMUNITY JOURNEYS
みんなの訪問記録
この世界遺産の訪問記録はまだありません。
あなたの写真と体験が、次に訪れる人の手がかりになります。


