WORLD HERITAGE
モデナの大聖堂、トッレ・チヴィカ及びグランデ広場
モデナの大聖堂、トッレ・チヴィカ、グランデ広場は、ロマネスク建築・彫刻と中世市民自治が結びつく都市中心です。建築家・彫刻家だけでなく職人、信仰、労働、地震・現役利用を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 1997年
- 登録基準
- (1)・(2)・(3)・(4)
- 種類
- 文化遺産
- 国・地域
- イタリア
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
大聖堂・鐘楼・広場の構成
大聖堂、ギルランディーナ鐘楼、グランデ広場が宗教・行政・市場・儀礼の中心を形成します。建物単体でなく広場の動線、鐘の音、商業、市庁舎、地下考古層との関係から読みます。
市民・聖人・建設の歴史
守護聖人ジェミニアヌスの墓を中心に十一世紀末から建設され、市民共同体が司教・領主と関わりながら事業を支えました。宗教的熱意だけでなく資金、土地、自治、都市間競争を扱います。
ランフランコ・ヴィリジェルモと職人
建築家ランフランコと彫刻家ヴィリジェルモの協働は重要ですが、石工、大工、運搬者、金工、女性寄進者ら多数の労働が必要でした。聖書彫刻の図像を当時の教育・身分・暴力観とともに読みます。
鐘楼・市場・市民自治
鐘は礼拝だけでなく時刻、集会、警報を伝え、広場は市場・裁判・政治儀礼に使われました。自治を現代民主主義と同一視せず、市民権から排除された女性、貧困者、移民を扱います。
登録基準(i)(ii)(iii)(iv)と価値
基準(i)は建築・彫刻の傑作、(ii)はロマネスク芸術への影響、(iii)は信仰と市民共同体の証言、(iv)は大聖堂・鐘楼・広場の都市類型を評価します。検定では四基準を三資産へ対応させます。
地震・石材・現役都市利用の保全
地震、地盤、石材風化、大気汚染、振動、火災、催事、群衆が課題です。構造・塔の傾き・彫刻を監視し、礼拝、市場、行政、観光を調整します。複製と原物、修復部を明示します。
旅行・礼拝・広場利用への配慮
礼拝、登塔、催事、修復は変動するため、必ず再確認します。彫刻へ触れず、鐘楼の制限を守り、名匠と市民・職人・排除された人びとの歴史を学びます。
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