アランフエスの文化的景観の写真

アランフエスの文化的景観

概要

アランフエスの文化的景観は、スペインの首都マドリードの南に位置する都市アランフエスにある、王宮、広大な庭園、そして計画的に整備された都市からなる景観遺産です。2001年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。タホ川とハラマ川の合流点という豊かな自然環境を活かし、歴代のスペイン王家が築いた理想的な「自然と人間の共同作品」として評価されています。

王宮と庭園

アランフエスの中心は、スペイン・ブルボン朝のフェリペ5世の時代に、フランスのヴェルサイユ宮殿を模して整備されたアランフエス王宮です。内部は「陶磁器の間」や「アラブの間」など、豪華な装飾で知られています。王宮の周囲には、複数の様式の庭園が広がっています。

  • 島の庭園:タホ川の中州を利用したイタリア・ルネサンス様式の庭園。
  • 皇太子の庭園:18世紀末に造られた、イギリス式とフランス式が融合した広大な庭園。

都市計画

アランフエスの景観は、王宮と庭園だけでなく、それらと一体化して設計された都市計画にも特徴があります。18世紀のブルボン朝時代、啓蒙思想に基づき、王宮に仕える人々のための居住区として碁盤目状の整然とした街並みが建設されました。自然の地形、幾何学的な庭園、そして合理的な都市計画が調和した景観は、ユートピア思想を反映したものとされています。

世界遺産登録基準

  • (ii) アランフエスの景観は、フランスのバロック式庭園やイギリスの風景式庭園、スペインの伝統など、多様な文化の影響が交流・融合して形成された。
  • (iv) 300年以上にわたって王家の庇護のもとで発展した庭園と都市の複雑な関係性を示す、文化的景観設計の顕著な例である。

アランフエスの文化的景観の基本情報

                         
国名 スペイン
世界遺産の名称 アランフエスの文化的景観
遺産の種類 文化遺産
登録年 2001
拡張・範囲変更
危機遺産
危機遺産登録期間
登録基準 (ⅱ)(ⅳ)
備考
範囲(ヘクタール)2047.5601
地図

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