琉球王国のグスク及び関連遺産群とは
沖縄県に点在する琉球王国時代の城跡(グスク)と関連遺産群が2000年に世界文化遺産に登録されました。首里城跡・中城城跡・座喜味城跡など9つの資産が登録対象となっており、14〜17世紀に栄えた琉球王国の独自の歴史・文化・建築技術を伝えています。「グスク」は沖縄の言葉で城(しろ)を意味します。
世界遺産としての価値:3つの登録基準
登録基準(ii):文化交流の証拠
琉球王国は中国・日本・東南アジアとの交易の要衝として栄え、各地の文化を吸収しながら独自の文化を発展させました。グスクはその交流の歴史を石造建築として体現しています。
登録基準(iii)・(vi)
消滅した琉球文化の証として、また独自の宗教・信仰観(御嶽信仰など)と直接結びつく場所として評価されています。
主な構成資産
首里城跡:琉球王国の王宮跡。2019年の火災後、復元工事が進んでいます(正殿は2026年完成予定)。
中城城跡:堅固な石積み技術で知られる難攻不落の城。沖縄随一の城跡とも称されます。
座喜味城跡:曲線を描く優美なアーチ門が特徴的な15世紀の城跡。
今帰仁城跡:北山王の居城跡で、桜の名所としても知られます。
識名園:琉球王国の別邸として使われた庭園。池泉回遊式の琉球庭園です。
