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WORLD HERITAGE

メキシコ文化遺産1998年登録

トラコタルパンの歴史的建造物地区

メキシコのトラコタルパンは、パパロアパン川沿いに広い街路、回廊付き住宅、庭園、広場が展開する熱帯河港都市です。植民地支配と多文化社会、木造住宅の生活、洪水・猛暑・観光への保存を解説します。

トラコタルパンの歴史的建造物地区(メキシコ)のイメージイラスト

ESSENTIAL FACTS

基本情報と登録基準

登録年
1998年
登録基準
(2)・(4)
種類
文化遺産
国・地域
メキシコ

WHY IT MATTERS

この世界遺産について

トラコタルパンの歴史遺跡地帯とは

トラコタルパンは、メキシコのベラクルス州、パパロアパン川沿いにある植民地時代の河港都市です。1998年に基準(ii)(iv)で文化遺産となりました。登録面積は75ヘクタール、緩衝地帯は320ヘクタールです。スペイン人の入植は1550年頃で、19世紀に大きく繁栄しました。

河川と二つの市街区

街は153の街区からなり、西の大きなスペイン人地区と東の小さな先住民地区に分かれ、その接点に商業・公共建築や広場があります。川に平行な広い東西の街路を細い路地が結びます。碁盤目状の配置には、植民地社会の区分も刻まれています。

柱廊・中庭・樹木の景観

通りに沿うアーチの柱廊は、簡素な柱から溝や装飾を施した柱まで多様です。平屋の住宅には鮮やかな外壁、湾曲したテラコッタ瓦の屋根、中庭があり、公園や私有の庭の樹木と連続した景観をつくります。住宅内部の配置や伝統的な家具が残る例もあります。

基準(ii)は都市計画と建築におけるスペインとカリブの伝統の融合、(iv)は広い街路、多彩な住宅、公共・私有空間の樹木がそろう河港都市の保存状態を評価します。

川と結び付いた祭礼

メキシコ国立人類学歴史学研究所(INAH)の紹介では、カンデラリアの聖母の祭礼には、聖母像をパパロアパン川で運ぶ行事、ハラナの音楽、ファンダンゴが含まれます。河川は交通や都市配置だけでなく、地域の宗教行事や音楽の舞台でもあります。

建物の改修と洪水

UNESCOは不適切な改修や、とくに河岸での相容れない土地利用を保全上の脅威として挙げています。洪水対策も継続課題です。歴史的な街路や建物と空地の関係を守ることは、外壁の色だけを残す保存とは異なります。

世界遺産検定のポイント

  • メキシコ、ベラクルス州、1998年、基準(ii)(iv)。
  • パパロアパン川の河港、スペインとカリブの伝統、柱廊付きの平屋、中庭、樹木、碁盤目状の市街が要点です。

参考資料

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世界遺産検定で押さえるポイント

  • メキシコ、ベラクルス州、1998年、基準(ii)(iv)。
  • パパロアパン川の河港、スペインとカリブの伝統、柱廊付きの平屋、中庭、樹木、碁盤目状の市街が要点です。
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