WORLD HERITAGE
ニューカレドニアのラグーン:リーフの多様性と関連する生態系
ニューカレドニアの六つのラグーン区域は、堡礁・裾礁、マングローブ、海草藻場、深海への連続に多様な生物を育みます。カナクの権利、鉱山流出、漁業、白化と共同管理を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 2008年
- 登録基準
- (7)・(9)・(10)
- 種類
- 自然遺産
- 国・地域
- フランス
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
六区域と海から陸への生態系
広大なラグーンは堡礁・裾礁、礁湖、海草藻場、マングローブ、河口、外洋斜面からなり、六つの構成区域に分かれます。青い水面とサンゴだけを遺産とせず、陸域流域から深海まで物質と生物が移動する連続系として読みます。区域ごとの環境・管理差も区別します。
サンゴ礁形成と多様な生息地
造礁サンゴと石灰藻などが長期に礁構造を築き、地形、水深、波、流れ、底質の違いが多様な生息地をつくります。サンゴを植物と誤解せず、共生藻との関係を説明します。魚類、軟体動物、甲殻類、海草、プランクトンまで食物網を扱います。
ジュゴン・ウミガメと回遊生物
海草藻場を利用するジュゴン、産卵・採餌するウミガメ、サメ、海鳥、回遊魚がラグーンと外洋を行き来します。象徴種の個体数は調査年・方法を示し、観察情報で営巣・休息地を危険にさらしません。船舶速度、混獲、騒音、餌付けの影響を考えます。
カナク共同体・慣習海域・権利
先住民族カナクの共同体は、海・陸・祖先・食料を結ぶ知識と慣習的管理を持ちます。自然保護を無人化と同義にせず、自由意思による協議、慣習海域、漁業、生計、知識の帰属を尊重します。伝統を固定せず、若者、女性、地域ごとの異なる意思を含めます。
登録基準(vii)(ix)(x)と価値
基準(vii)は広大なラグーンと多様な礁地形の美、基準(ix)はサンゴ礁・マングローブ・海草藻場の生態過程、基準(x)は希少種を含む海洋生物多様性を評価します。検定ではニューカレドニア、六区域、堡礁、三基準を整理します。
白化・鉱山流出・漁業の統合管理
海水温上昇と酸性化による白化、極端な嵐、ニッケル鉱山・道路からの土砂と金属、下水、外来種、過剰漁獲が課題です。流域の侵食防止、排水監視、禁漁・季節管理を組み合わせ、共同体の監視と利益配分を支えます。
旅行・海況・礁への配慮
遊泳、船、保護区、漁業規則、サイクロン情報は変動するため、必ず再確認します。サンゴへ立たず触れず餌を与えず、慣習海域と地域ガイドの規則を守り、日焼け止め等の影響にも配慮します。
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