WORLD HERITAGE
大西洋岸森林南東部保護区群
ブラジルの大西洋岸森林南東部保護区群は、山地から海岸までの熱帯林、マングローブ、島嶼が固有種を支える自然遺産です。先住民・伝統共同体、森林分断、気候変動を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 1999年
- 登録基準
- (7)・(9)・(10)
- 種類
- 自然遺産
- 国・地域
- ブラジル
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
大西洋岸森林南東部の保護区群とは
ブラジルのパラナ州とサンパウロ州に広がる大西洋岸森林の保護区群です。1999年に基準(vii)(ix)(x)で自然遺産となりました。UNESCOの登録面積欄は468,193ヘクタールを示し、25の保護地域から構成されます。山地の森林から河口、マングローブ、沿岸の島々までを含む遺産です。
山と海をつなぐ森林
セラ・ド・マールの山地と、イグアペ、カナネイア、パラナグアの河口域に広がる沿岸平野が、異なる環境を連続させています。基準(vii)は豊かな森林とラン・ブロメリア類、山、洞窟、海岸がつくる景観を評価します。
大西洋岸森林という生物群系全体では森林の分断が進んでいますが、UNESCOはこの登録資産について、比較的分断の少ない連続した森林が残る点を重視しています。基準(ix)では、歴史的な部分的隔離が生んだ固有性とともに、進化過程を続かせる生態的な回廊としての役割が評価されています。
生物多様性と保全のつながり
基準(x)は多様な動植物と固有種の保全に関わります。UNESCOはジャガー、オセロット、ヤブイヌ、ムリキなどを挙げています。個々の小さな保護区だけでなく、森林同士のつながりや、周囲の土地利用を含めた管理が重要です。より広い大西洋岸森林の生物圏保存地域と、世界遺産の登録範囲は同一ではありません。
伝統漁業と森林資源の調整
ブラジルの保護区管理機関ICMBioが2025年に刊行した証言集では、スーペラグイ島などの漁業者が、伝統的な固定式の魚捕りに森林の木材や竹を使うと説明しています。国立公園の設置後に資材採取と保護制度が衝突した経緯も語られています。
同資料で漁業者は、自ら協定案をつくり、法律を学び、漁業を調査して管理側との対話を進めたと述べています。これは保護と生業を調整する具体的な取組の記録であり、全ての権利問題が解決したことや協定の全項目が実施済みであることを示すものではありません。
世界遺産検定のポイント
- ブラジル、1999年、自然遺産、基準(vii)(ix)(x)。
- 25の保護地域、セラ・ド・マール、沿岸の河口・マングローブ、比較的連続した大西洋岸森林、固有性と生態的回廊が要点です。
参考資料
PLAN YOUR VISIT
旅の計画・アクセス
正確なアクセス・営業情報を公式情報源から順次確認しています。訪問前は施設公式サイトと現地の公的情報をご確認ください。
料金・営業時間・交通情報は変更される場合があります。
EXAM ESSENTIALS
世界遺産検定で押さえるポイント
- ブラジル、1999年、自然遺産、基準(vii)(ix)(x)。
- 25の保護地域、セラ・ド・マール、沿岸の河口・マングローブ、比較的連続した大西洋岸森林、固有性と生態的回廊が要点です。
COMMUNITY JOURNEYS
みんなの訪問記録
この世界遺産の訪問記録はまだありません。
あなたの写真と体験が、次に訪れる人の手がかりになります。

