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WORLD HERITAGE

バルバドス文化遺産2011年登録

歴史都市ブリッジタウンとギャリソン

バルバドスの歴史都市ブリッジタウンとギャリソンは、港湾都市と英国植民地軍施設の街路・建築を残します。砂糖と奴隷制、自由黒人、抵抗、独立後の都市保全を解説します。

歴史都市ブリッジタウンとその要塞の写真

ESSENTIAL FACTS

基本情報と登録基準

登録年
2011年
登録基準
(2)・(3)・(4)
種類
文化遺産
国・地域
バルバドス

WHY IT MATTERS

この世界遺産について

港・街路・ギャリソンの構成

カーライニージ港、曲線的な街路、商業・行政建築、教会、倉庫と、郊外の兵舎、砦、訓練場などが都市を構成します。英国の計画都市とは異なる港町の形成と軍事拠点を、海上交易・防衛・居住の連続した景観として読みます。

砂糖植民地と港湾都市の歴史

港は砂糖、糖蜜、ラム酒、食料、軍需品と人の移動を支え、英国植民地統治の結節点となりました。その繁栄は奴隷化されたアフリカ人のプランテーション・港湾・家事労働に依存したため、商業発展を奴隷制から切り離しません。

倉庫・軍施設・港湾技術

石造・煉瓦建築、岸壁、倉庫、排水、兵舎、防御施設には熱帯気候、海運、軍事への適応が見られます。商人・軍人だけでなく石工、船員、荷役、洗濯・調理・看護を担った奴隷・自由民・女性の労働を扱います。

奴隷化された人びと・抵抗・自由黒人

人びとは所有物ではなく家族、技能、信仰と名前をもつ主体でした。過酷な労働、売買、処罰に加え、逃亡、反乱、交渉、共同体形成を記します。解放後も続いた人種・土地・雇用格差と、自由黒人が都市経済・文化へ果たした役割を見ます。

登録基準(ii)(iii)(iv)と遺産価値・検定ポイント

基準(ii)は大西洋交易と英国植民地都市・軍事技術の交流、基準(iii)はカリブ海植民地社会の証言、基準(iv)は港町とギャリソンの代表性を評価します。検定ではバルバドス、砂糖、奴隷制、ギャリソン、三基準を整理します。

ハリケーン・海面上昇・生活都市の保全

高潮、洪水、ハリケーン、海面上昇、塩害、火災、交通、開発、空き家が課題です。排水・沿岸防災と歴史建築修理を両立し、低所得住民の移転を招く観光再開発を避けます。奴隷制の子孫共同体を展示と意思決定に含めます。

旅行・記憶への配慮

港、施設、催事、ハリケーン期、交通、修復は変動するため、必ず再確認します。軍事景観だけでなく奴隷化された人びとの生活・抵抗を学び、礼拝・記念の場で敬意を守ります。

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