WORLD HERITAGE
サラマンカ旧市街
スペインのサラマンカ旧市街は、大学、大聖堂、広場、修道院が中世以来の学問と都市文化を伝えます。学生・女性・使用人、植民地主義、宗教迫害、生活都市の保全を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 1988年
- 登録基準
- (1)・(2)・(4)
- 種類
- 文化遺産
- 国・地域
- スペイン
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
大学・大聖堂・広場がつくる旧市街
サラマンカ旧市街(Old City of Salamanca)は、スペイン西部のカスティーリャ・イ・レオン州にある大学都市です。1988年に登録基準(i)(ii)(iv)で世界遺産となりました。登録面積は50.78ha、緩衝地帯は130.3haです。トルメス川のローマ橋、新旧大聖堂、大学施設、宮殿、マヨール広場が、長い都市の歴史を伝えます。
学問を支えた建物と書物の管理
大学の歴史図書館によれば、学府の起源はレオン王アルフォンソ9世が設けた1218年の学堂にあります。1254年のアルフォンソ10世の勅許では、大学から報酬を受け、閲覧用の書物を整える「エスタシオナリオ」という役職が定められました。学問を支えていたのは教師や学生だけでなく、書物を利用できる状態に保つ人びとでもありました。
1411年の大学規則には書籍購入費の割り当てと、この担当者の住まいを設けて書物を一か所に置く指示が記されています。UNESCOが評価する大学建築にも、エスクエラス・マヨーレスとエスクエラス・メノーレスの校舎、ホスピタル・デル・エストゥディオ、各種の学寮が含まれます。講義だけではない大学の諸機能が、旧市街の建築群に表れています。
マヨール広場とチュリゲラ様式
マヨール広場は1729年にアルベルト・デ・チュリゲラの設計で着工し、1755年に完成しました。回廊とアーケードが囲む広場は、登録基準(i)で評価されたバロック都市芸術の代表作です。
基準(ii)は、チュリゲラ一族が関わった建築・装飾・彫刻の中心地としての価値と、18世紀にイベリア半島やラテンアメリカへ及んだチュリゲラ様式の影響に対応します。基準(iv)は、キリスト教世界の大学の多様な機能を示す建築群が、歴史都市の中にまとまって残る点を評価しています。
装飾を支える壁全体の保存
大学が2016年11月に公表した修復報告では、エスクエラス・マヨーレスの華麗な正面「ファチャダ・リカ」で、試験を重ねながら場所ごとに負担の小さい清掃法を選び、塩類の除去などを進めたとされています。湿気への対応では屋根の交換も行われ、環境・構造センサーが設置されました。
正面の背後には写本や初期刊本を収める室があり、石の装飾だけでなく建物全体と収蔵環境を考える修復でした。工事中には案内拠点や専門的な催しを通じた普及活動も行われています。これは2016年の作業記録であり、現在の建物の状態や工事状況を示すものではありません。
検定のポイント
サラマンカはカスティーリャ・イ・レオン州の大学都市です。1988年登録、基準(i)(ii)(iv)で、13世紀に起源を持つ大学、マヨール広場、チュリゲラ様式とラテンアメリカへの影響が重要です。
参考文献
PLAN YOUR VISIT
旅の計画・アクセス
正確なアクセス・営業情報を公式情報源から順次確認しています。訪問前は施設公式サイトと現地の公的情報をご確認ください。
料金・営業時間・交通情報は変更される場合があります。
EXAM ESSENTIALS
世界遺産検定で押さえるポイント
- サラマンカはカスティーリャ・イ・レオン州の大学都市です。
- 1988年登録、基準(i)(ii)(iv)で、13世紀に起源を持つ大学、マヨール広場、チュリゲラ様式とラテンアメリカへの影響が重要です。
COMMUNITY JOURNEYS
みんなの訪問記録
この世界遺産の訪問記録はまだありません。
あなたの写真と体験が、次に訪れる人の手がかりになります。


