グラーツ ‐ 歴史地区とエッゲンベルグ城の写真

グラーツ ‐ 歴史地区とエッゲンベルグ城

概要

「グラーツ‐歴史地区とエッゲンベルグ城」は、オーストリア第二の都市グラーツにある世界文化遺産です。まず1999年に「グラーツ市歴史地区」が登録され、その後2010年にエッゲンベルグ城が追加登録されました。中央ヨーロッパと地中海文化の交差点として栄えた歴史を持ち、ゴシックから現代建築まで多様な様式の建物が調和したユニークな街並みが特徴です。旧市街の赤い屋根並みは、街の象徴的な景観となっています。

世界遺産登録基準

  • (ii) グラーツの歴史地区は、ドイツ、バルカン、地中海の文化圏から来た芸術家や建築家の影響を反映しており、それらが融合した多文化的な都市景観は、数百年にわたり地域のモデルとなりました。
  • (iv) 様々な時代の建築様式が調和して共存する都市複合体であり、中央ヨーロッパの都市がどのように発展してきたかを示す優れた例です。

主な構成資産

グラーツには、その豊かな歴史を物語る見どころが数多くあります。

建造物/施設 特徴
エッゲンベルグ城 17世紀に建てられたバロック様式の壮麗な城。宇宙の調和を表現した設計で知られ、365個の窓や24の豪華な部屋があります。
シュロスベルク(城山) 旧市街を見下ろす丘。ランドマークの時計台があり、市民の憩いの場となっています。
グラーツ大聖堂 後期ゴシック様式の教会。質素な外観とは対照的に、内部には壮麗なバロック様式の装飾が施されています。
クンストハウス・グラーツ 2003年に建てられた現代美術館。そのユニークな形状から「フレンドリー・エイリアン」の愛称で親しまれています。

グラーツ ‐ 歴史地区とエッゲンベルグ城の基本情報

                         
国名 オーストリア共和国
世界遺産の名称 グラーツ ‐ 歴史地区とエッゲンベルグ城
遺産の種類 文化遺産
登録年 1999
拡張・範囲変更 2010
危機遺産
危機遺産登録期間
登録基準 (ⅱ)(ⅳ)
備考
範囲(ヘクタール)
地図

関連する世界遺産

  1. カスビのブガンダ王国の王墓の写真

    カスビのブガンダ王国の王墓

  2. 首長ロイ・マタの旧所領の写真

    首長ロイ・マタの旧所領

  3. 開城の歴史的建造物と遺跡の写真

    開城の歴史的建造物と遺跡

  4. コトル地方の歴史的建造物と自然の写真

    コトル地方の歴史的建造物と自然

  5. バガンの写真

    バガン

  6. スクルの文化的景観の写真

    スクルの文化的景観

  7. ブリュージュの歴史地区の写真

    ブリュージュの歴史地区

  8. ヴァイマールとデッサウのバウハウス関連遺産の写真

    ヴァイマールとデッサウのバウハウス関連遺産

  9. グリーンランドのグヤダー:氷冠縁辺部における古代スカンジナビア人とイヌイットの農業景観の写真

    グリーンランドのグヤダー:氷冠縁辺部における古代スカンジナビア人とイヌイットの農業景観