「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群とは
福岡県宗像市・福津市に点在する4つの資産(沖ノ島・小屋島・御門柱・天狗岩、宗像大社沖津宮遥拝所、宗像大社中津宮、宗像大社辺津宮)が2017年に世界文化遺産に登録されました。玄界灘に浮かぶ孤島・沖ノ島は「神の島」として古代から厳しい禁忌とともに信仰されてきた、日本の神道信仰の原形をとどめる唯一無二の場所です。
世界遺産としての価値:2つの登録基準
登録基準(ii):文化交流の証拠
4〜9世紀にかけて沖ノ島では朝鮮半島・中国大陸との外交・交易の航海安全を祈る国家的祭祀が行われ、奉献された多種多様な奉献品(約8万点、全点国宝)はシルクロードの東端を示す東西交流の証です。
登録基準(iii):文化的伝統の証拠
「島全体が御神体」として現在も女人禁制・一般立入禁止が守られ、島から物を持ち出すことも一切禁じられています。この厳格な禁忌の伝統が1,500年以上継続しているという事実そのものが、日本の神道信仰の証として評価されました。
沖ノ島について
沖ノ島は現在も一般の立入りが禁じられており、年に1度(5月27日)の大祭の日のみ、神職が上陸できます。島で見たこと・聞いたこと・触れたものは島の外に持ち出してはならないという「不言様(おいわずさま)」の伝統が今も守られています。
