ガラパゴス諸島の写真

ガラパゴス諸島

ガラパゴス諸島とは

ガラパゴス諸島は、エクアドル本土から約1000km西に位置する群島で、1959年に国立公園に指定され、1978年にはユネスコの世界自然遺産に登録されました。チャールズ・ダーウィンの進化論の研究の場としても有名で、その独特な生態系と自然の美しさから世界中から多くの観光客を引き付けています。火山活動によって形成された島々であり、地理的に隔離された環境が独自の動植物の進化を促しました。

世界遺産登録基準

  • (vii) 火山活動による地形や透き通る海、独特な動植物が織り成す「自然の美と壮観」が評価されています。
  • (viii) ダーウィンフィンチの多様性が進化論の証拠として重要視されるなど、「地球の歴史と生命の進化を示す優れた例」とされています。
  • (ix) 多様な生態系が見られ、「生態系のプロセスを例証する」場所として評価されています。
  • (x) ガラパゴスゾウガメやウミイグアナなどの固有種が保護されており、「生物多様性の保護」に関して顕著な価値が認められています。

遺産の価値

  • 生物多様性の保全
    ガラパゴス諸島は、ガラパゴスゾウガメやウミイグアナなど多くの固有種が生息しており、その生物多様性は非常に高く評価されています。これらの希少な動物の保護が重要視されています。
  • 研究と教育の重要性
    この諸島は、進化論や生態学の研究において重要な役割を果たしており、多くの科学者が訪れます。また、環境教育の場としても利用され、エコツーリズムが盛んです。

概要

地理と気候
赤道直下に位置し、熱帯性の気候を持つ一方、海流の影響で温度が比較的穏やかです。このため、さまざまな生態系が存在し、多様な動植物が生息しています。

主要な動植物
ガラパゴスゾウガメ、ウミイグアナ、ダーウィンフィンチなど多くの固有種が生息しています。また、海洋生物も豊富で、サメやウミガメ、マンタなどが見られます。

動物 植物
ガラパゴスゾウガメ マングローブ
ウミイグアナ サボテン
ダーウィンフィンチ 草原植物

観光と保全
その自然の美しさと生物多様性から多くの観光客を引き付けていますが、環境への影響を最小限に抑えるため、厳格な保全活動と規制が行われています。訪問者には自然保護を促す教育プログラムが提供され、持続可能な観光が推進されています。

ガラパゴス諸島の基本情報

                         
国名 エクアドル共和国
世界遺産の名称 ガラパゴス諸島
遺産の種類 自然遺産
登録年 1978
拡張・範囲変更 2001
危機遺産 登録(終了)
危機遺産登録期間 P 2007-2010
登録基準 (ⅶ)(ⅷ)(ⅸ)(ⅹ)
備考
範囲(ヘクタール)14066514
地図

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