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WORLD HERITAGE

イラン文化遺産2004年登録

バムとその文化的景観

バムとその文化的景観は、城塞都市、オアシス農業、カナート、土の建築に乾燥地の暮らしを伝えます。2003年地震の犠牲者と住民を中心に、復興、耐震、水不足、真正性と生活再建の両立を解説します。

バムとその文化的景観(イラン)のイメージイラスト

ESSENTIAL FACTS

基本情報と登録基準

登録年
2004年
登録基準
(2)・(3)・(4)・(5)
種類
文化遺産
国・地域
イラン

WHY IT MATTERS

この世界遺産について

基本情報とオアシスの立地

バムとその文化的景観は、イラン南東部ケルマーン州、イラン高原南縁の砂漠環境に位置します。2004年に基準(ii)(iii)(iv)(v)で登録され、2007年に軽微な範囲変更がありました。UNESCO登録欄の面積は2,761.2haです。城塞アルゲ・バムだけでなく、水路、農地、周辺の要塞や集落を含む景観が価値の中心です。

交易とカナートが支えた都市

UNESCOはバムの起源をアケメネス朝期の紀元前6~前4世紀に遡ると説明しています。重要な交易路の交差点として7~11世紀に繁栄し、絹や綿の衣類生産でも知られました。オアシスの生活と農業を支えたのが地下水路カナートです。ここにはイランでも早い時期の事例と、二千年以上に及ぶ建設・維持技術の発展を示す証拠があります。水利用は、担当する仕事と責任を明確にする社会的仕組みに支えられてきました。

土で築く要塞都市

アルゲ・バムには統治者の居住区と城壁で守られた住宅地区があります。土を層状に積むチーネ、日乾し煉瓦のヘシュト、ヴォールトやドームを組み合わせた伝統工法が特徴です。周辺にはカルエ・ドフタルなどの要塞や霊廟、歴史的な灌漑施設があり、防御・居住・生産が結び付いた地域を形成しています。

2003年地震と保存の課題

2003年の地震で統治者の居住区や防壁上部などが崩壊しました。UNESCOによると、失われた部分には近代の修復材も多く含まれ、より古い層の材料が残って露出した場所もあります。したがって、残存材の評価と記録に基づく修復は、単に震災前の外観を再現することとは異なります。2008~2017年を対象とした包括的管理計画は、地方当局やバム・バラヴァト両市などの参加を通じて作られました。

危機遺産の履歴と登録基準

世界遺産登録と同時に危機遺産一覧にも掲載されましたが、管理・保存の改善と遺構の安定化が評価され、2013年に危機遺産一覧から除かれました。2026年10月31日確認のUNESCO掲載期間は2004~2013年です。これは世界遺産登録の取消しではありません。基準(ii)は交易路での影響の交流、(iii)は砂漠の交易集落の発展、(iv)は土の工法による要塞都市、(v)はカナートを介した人と砂漠環境の相互作用を評価します。周辺の住宅・工業開発と城塞の視覚的な関係を守ることも、UNESCOが示す保全課題です。

世界遺産検定で押さえるポイント

  • イランのケルマーン州。2004年登録、基準(ii)(iii)(iv)(v)、2007年軽微な範囲変更。
  • アルゲ・バムはチーネと日乾し煉瓦を用いた要塞都市。オアシスを地下水路カナートが支える。
  • 2003年地震後に登録。危機遺産一覧の掲載期間は2004~2013年で、世界遺産登録は継続。

参考文献

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世界遺産検定で押さえるポイント

  • イランのケルマーン州。2004年登録、基準(ii)(iii)(iv)(v)、2007年軽微な範囲変更。
  • アルゲ・バムはチーネと日乾し煉瓦を用いた要塞都市。オアシスを地下水路カナートが支える。
  • 2003年地震後に登録。危機遺産一覧の掲載期間は2004~2013年で、世界遺産登録は継続。
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