概要
クルディーガはラトビア西部に位置する、「バルトのヴェネツィア」とも称される美しい古都です。その旧市街は、16世紀から18世紀にかけてクールラント・ゼムガレン公国の中心地として栄えた時代の街並みを非常によい状態で保存しています。木造建築と石造建築が混在する伝統的な街並みが、ヴェンタ川の自然景観と見事に調和している点が最大の特徴です。この人間と自然が長年にわたって育んできた文化的景観が評価され、2023年に世界文化遺産に登録されました。
世界遺産登録
2023年に世界文化遺産として登録されました。
- 登録基準(v): 伝統的な集落が、自然環境と相互に影響し合いながら発展してきた土地利用の顕著な見本であること。
主なみどころ
| 建築物名 | 特徴 |
|---|---|
| ヴェンタ川の滝(ヴェンタス・ルンバ) | ヨーロッパで最も幅の広い滝として知られ、旧市街の景観の核となっている。 |
| クルディーガのレンガ橋 | 19世紀に建設されたヨーロッパで最も長いレンガ造りのアーチ橋の一つ。 |
| 旧市庁舎 | 17世紀に建てられた木造建築で、現在は観光案内所として利用されている。 |
| 聖カタリナ教会 | 街で最も古い教会で、ゴシック様式とバロック様式が混在する。 |