WORLD HERITAGE
ブウィンディ原生国立公園
ウガンダのブウィンディ原生国立公園は、標高差のある森林がマウンテンゴリラと高い生物多様性を支える自然遺産です。バトワの立退きと権利、感染症、観光利益と保全を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 1994年
- 登録基準
- (7)・(10)
- 種類
- 自然遺産
- 国・地域
- ウガンダ
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
基本情報と遺産の意義
ブウィンディ原生国立公園(Bwindi Impenetrable National Park)はウガンダ南西部、アルベルティーン地溝帯の東縁にある自然遺産です。1994年に登録基準(vii)(x)で登録され、登録面積は32,092haです。低地林から山地林へ連なる森林が残り、マウンテンゴリラをはじめ多様な生物の生息地となっています。
標高帯と森林の歴史
標高1,160~2,706mに広がる多様な生息環境と、アルベルティーン、コンゴ盆地、東アフリカの生態地域が交わる位置が、生物の豊かさに関わっています。更新世の気候変動の間にも森林が残った避難地だったと考えられていますが、これは森林史に関する推定です。樹木、シダ、鳥、チョウなどの多様性が、ゴリラだけではない森林の価値を示します。
登録基準(vii)(x)
基準(vii)は単に深い森林の眺めの美しさではなく、大陸でも重要なほど豊かな種の集まりを、卓越した自然現象として評価しています。基準(x)は、多様な標高帯と生態地域の交差、森林避難地としての歴史に支えられた高い種多様性、固有種、絶滅危惧種の生息地としての重要性に対応します。
森林のつながりと保全
周辺には農地が広がり、公園内の区域をつなぐ細い森林回廊では野生動物の移動が難しくなります。一方、隣接するコンゴ民主共和国のサランブウェ保護林にはゴリラなどが移動することがあり、国境を越えた森林のつながりが個体の分散や遺伝子の交流に関わります。また、人に近縁なゴリラへの感染症の伝播は、観光と保全を考えるうえで重要な課題です。
森林と地域の人々
UNESCOの価値説明は、周辺住民が観光や管理された植物資源の利用から利益を得る取り組みを紹介しています。一方、バトワの権利を支援するForest Peoples Programmeは、1991年の国立公園設立に伴って、バトワが祖先伝来の森林から立ち退かされたと報告しています。観光による利益の紹介だけでは、森林への権利や利用をめぐる歴史を十分に説明できません。
世界遺産検定で押さえるポイント
ウガンダ、1994年、基準(vii)(x)。低地林から山地林への連続、更新世の避難地という推定、マウンテンゴリラ、卓越した種多様性が主要な要点です。
参考文献
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世界遺産検定で押さえるポイント
- ウガンダ、1994年、基準(vii)(x)。
- 低地林から山地林への連続、更新世の避難地という推定、マウンテンゴリラ、卓越した種多様性が主要な要点です。
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