WORLD HERITAGE
ピマチオウィン・アキ
カナダのピマチオウィン・アキは、アニシナベの人びとの土地・水・生物との関係と、北方林の生態過程を一体で守る複合遺産です。土地権、知識主権、共同統治、気候変動を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 2018年
- 登録基準
- (3)・(6)・(9)
- 種類
- 複合遺産
- 国・地域
- カナダ
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
土地・水・北方林の構成
広大な北方林、湖、河川、湿地、火災跡、移動路、集落、文化的場所が一続きの生活圏をつくります。自然区域と文化地点を分断せず、水、ヘラジカ、魚、植物、人の季節移動を結びます。共同体が非公開とする聖地の位置は推測しません。
歴史―アニシナベの土地と植民地化
アニシナベの人びとは狩猟、漁労、採集、火、言語、物語を通じて土地を世代間で管理してきました。無人の原生自然とせず、条約、寄宿学校、資源開発、移住政策が土地・家族・知識へ与えた影響を人びと中心に扱います。
知識主権と共同統治
伝統的生態知識は自由に採取できるデータではありません。長老、土地利用者、若者、女性を含む共同体が、記録・公開・研究利用を決めます。西洋科学と優劣を競わせず、火災、水質、動物移動の観察を共同指標へ反映し、雇用と意思決定権を地域に置きます。
登録基準(iii)(vi)(ix)と価値
基準(iii)はアニシナベの生活文化、基準(vi)は土地との精神的・文化的関連、基準(ix)は北方林・湿地の生態過程を評価します。検定ではカナダ、複合遺産、先住民主導、北方林、三基準を対応づけます。
火災・鉱業・気候変動の保全
森林火災、永久凍土・水位変化、鉱業・道路・送電、外来種、動物個体群変化が課題です。火を一律排除せず、文化的火入れと大規模火災を区別します。境界外開発の累積影響を評価し、自由意思による事前の十分な情報に基づく同意を尊重します。
旅行・文化知識への配慮
入域、交通、火災、狩猟期、文化上の規則は共同体ごとに変わるため先住民政府・公式情報を必ず再確認します。無許可で土地・聖地へ入らず、知識・位置・写真を公開せず、先住民運営の案内を利用します。
PLAN YOUR VISIT
旅の計画・アクセス
正確なアクセス・営業情報を公式情報源から順次確認しています。訪問前は施設公式サイトと現地の公的情報をご確認ください。
料金・営業時間・交通情報は変更される場合があります。
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