WORLD HERITAGE
イビサ、生物多様性と文化
スペインのイビサは、海草藻場と海洋生態系、フェニキア遺跡、城塞都市が自然と文化の両面を示す複合遺産です。先住・植民地史、漁業、観光・ナイトライフ、船舶投錨と水資源を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 1999年
- 登録基準
- (2)・(3)・(4)・(9)・(10)
- 種類
- 複合遺産
- 国・地域
- スペイン
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
海草藻場・遺跡・城塞の構成
ポシドニア海草藻場を含む海域、フェニキアの集落・墓地、丘上の城塞都市ダルト・ビラなどが資産を構成します。海と陸、古代交易、港、現代都市を結ぶ複合遺産として読みます。
海草藻場と海洋生態過程
ポシドニアは海底を安定させ、水質・炭素貯留、生物の育成を支えます。成長が遅く、アンカー跡の回復には長期を要します。藻場面積・年齢の極端な表現は最新研究で確認します。
フェニキア交易と葬送遺跡
古代の集落・墓地は地中海交易と島社会を伝えます。フェニキア人だけの無人島開発とせず、在来住民、女性、職人、奴隷化された人びとの可能性を扱い、人骨・副葬品を尊重します。
城塞都市・住民と観光経済
イスラム期・カタルーニャ征服・近世要塞化などが城壁都市へ重なります。ナイトライフとリゾートだけでなく住民住宅、漁業、水、廃棄物、季節労働、地価上昇と生活権を扱います。
登録基準(ii)(iii)(iv)(ix)(x)と遺産価値・検定ポイント
文化三基準は地中海交易・葬送・城塞都市、自然二基準は海草藻場の生態過程と生物多様性を評価します。検定ではスペイン、複合遺産、ポシドニア、五基準を整理します。
投錨・水不足・旅行への配慮
船舶投錨、排水、海水温、沿岸開発、水不足、過密観光が課題です。係留ブイと藻場監視を徹底します。海況・入域・遺跡公開は必ず再確認し、藻場へアンカーを落としません。
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