WORLD HERITAGE
トゥンヤイ-フワイ・カーケン野生生物保護区群
タイ西部のトゥンヤイ-フワイ・カーケンは、二つの大規模保護区に東南アジア大陸部の多様な森林と野生動物を守ります。密猟、開発、地域参加と厳格な入域管理を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 1991年
- 登録基準
- (7)・(9)・(10)
- 種類
- 自然遺産
- 国・地域
- タイ
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
トゥンヤイ-フワイ・カーケン野生生物保護区群とは
タイ西部のミャンマー国境沿いにある自然遺産です。1991年に基準(vii)(ix)(x)で登録され、面積は622,200ヘクタールです。トゥンヤイ・ナレースワンとフワイ・カーケンの隣接する二保護区からなります。
二つの流域と森林の景観
上流クウェー・ヤイ川とフワイ・カーケン川の二水系を含み、低い谷から1,830メートルの山頂まで森林が広がります。基準(vii)は、山稜、谷、河川沿いの森林と、多様な森林が織りなす自然美に関わります。流域と河川の両岸を広い範囲で保護していることも、この遺産の特徴です。
四つの生物地理的な要素
中国・ヒマラヤ、スンダ、インド・ビルマ、インドシナの生物地理的要素が交わります。基準(ix)はこの組合せと、石灰岩の生息地、塩場、湿地などで続く生態・生物学的過程を評価します。基準(x)は、トラやゾウをはじめとする多様な生物と生息地の保全に対応します。UNESCOの種リストにある哺乳類120種、鳥類400種という数は、現在の個体数ではありません。
巡回を記録し、次の管理につなげる
現地で活動するWCSの報告によると、フワイ・カーケンでは2005年から巡回の仕組みを発展させ、2008~2013年にはMIST、2014年からはSMARTというデータ管理の仕組みを導入してきました。巡回班は月ごとに記録を提出し、会議で野生動物、脅威、対応策を検討します。得られた記録は次の管理計画にも利用されます。
同報告は、密猟者と対峙するレンジャーが負傷や死亡の危険を負うことにも触れています。保全は動物の数だけで測られる活動ではなく、現場の人員の訓練と安全にも支えられています。
地域社会との関係と開発の圧力
UNESCOの管理説明は、保護区職員と近隣の村長が保全について定期的に話し合い、周辺住民を支援職員として雇用していると記しています。一方、密猟や緩衝地帯の森林減少、道路を伴うダム・鉱山開発は保全課題です。道路は改変する面積だけでなく、森へのアクセスを増やすという影響も持ちます。
ここは動物の観察を約束する施設ではなく、野生生物の生息地を守る保護区です。入域条件や公開範囲は、訪問時にタイの管理当局へ確認する必要があります。
参考文献
世界遺産検定のポイント
タイの自然遺産で、1991年登録、基準(vii)(ix)(x)、面積622,200ヘクタールです。ミャンマー国境沿いの二保護区が、二つの流域と四つの生物地理的要素が交わる森林を守っています。
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世界遺産検定で押さえるポイント
- タイの自然遺産で、1991年登録、基準(vii)(ix)(x)、面積622,200ヘクタールです。
- ミャンマー国境沿いの二保護区が、二つの流域と四つの生物地理的要素が交わる森林を守っています。
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