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世界遺産ライブラリWORLD HERITAGE LIBRARY

WORLD HERITAGE

パラオ複合遺産2012年登録

ロック・アイランド南部ラグーン

パラオのロックアイランド南ラグーンは、石灰岩島、サンゴ礁、海成湖と、集落・墓・岩絵などの考古遺跡を含む複合遺産です。子孫共同体、遺骨倫理、慣習管理、観光と気候危機を解説します。

ロック・アイランド南部ラグーン(パラオ)のイメージイラスト

ESSENTIAL FACTS

基本情報と登録基準

登録年
2012年
登録基準
(3)・(5)・(7)・(9)・(10)
種類
複合遺産
国・地域
パラオ

WHY IT MATTERS

この世界遺産について

石灰岩島・ラグーン・海成湖の構成

キノコ形の石灰岩島群、サンゴ礁、浅瀬、海草藻場、マングローブ、隔離度の異なる海成湖が複雑な海域をつくります。島数・湖数を固定せず、潮汐、水路、陸海の栄養移動と人の航路を一体として読みます。

隆起・溶食・サンゴ礁の形成

サンゴ礁由来の石灰岩が隆起し、波食・溶食・崩落で独特の島形が形成されました。海成湖は海とのつながりの違いから独自の生態系をもちます。地質と生物進化を切り離さず、現在も続く浸食・堆積を扱います。

海成湖・クラゲ・海洋生物

クラゲで知られる湖もありますが、個体数は水温や環境で変動し、閉鎖されることがあります。サンゴ、魚、無脊椎動物、海草、鳥類など多様な生物を扱い、観光写真のために接触・追跡したり、古い個体数を現在値として示したりしません。

集落・墓・口承と子孫共同体

島には集落跡、段状地形、墓、岩絵などがあり、移住・利用・放棄の歴史と口承に結びつきます。無人島と呼ばず、遺骨・聖地・知識の公開は子孫共同体の同意を得ます。人骨を研究対象だけとして扱いません。

登録基準(iii)(v)(vii)(ix)(x)と遺産価値・検定ポイント

文化基準は島嶼社会と土地・海利用への証言、自然基準は景観美、海成湖の生態過程、海洋生物多様性を評価します。検定ではパラオ、複合遺産、石灰岩島、海成湖、五基準を整理します。

慣習管理・白化・観光圧の保全

慣習的なブルと法制度による利用制限、許可、海域管理を尊重します。海水温上昇・白化、海面上昇、暴風、船の接触、日焼け止め、廃水、過密観光が課題です。収容力を湖・礁ごとに見直し、地域へ利益を還元します。

旅行・海域と聖地への配慮

許可、湖の開閉、船、遊泳、日焼け止め、天候は変動するため、必ず再確認します。サンゴ・クラゲへ触れず、墓・岩絵の位置を無断公開せず、地域ガイドと規則に従います。

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