WORLD HERITAGE
青城山と都江堰水利(灌漑)施設
中国・四川省の青城山と、紀元前3世紀に始まり現在も成都平原へ水を送る都江堰から成る文化遺産です。道教の重要な発祥地と、ダムに頼らず分水・排砂・洪水調節を行う水利技術を結びます。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 2000年
- 登録基準
- (2)・(4)・(6)
- 種類
- 文化遺産
- 国・地域
- 中国
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
三つの水理要素を流れで理解する
魚嘴は本流を分け、飛沙堰は増水時の越流と排砂を助け、宝瓶口は成都平原へ入る水を制御します。三施設を独立した発明品として暗記せず、流速、曲流、土砂、季節水量を利用する連動システムで捉えます。
維持管理を担う人びとの歴史
李冰の名だけでなく、毎年の浚渫・補修を担った水利技術者、農民、行政、地域共同体の継承が現役施設を支えました。近代材料や機械の導入も含め、古代の形が無変更で動き続けたという説明は避けます。
登録基準(ii)(iv)(vi)と検定
基準(ii)(iv)は都江堰の技術交流と土木史上の代表性、(vi)は青城山と道教思想の結びつきです。検定では四川省、岷江、李冰、魚嘴・飛沙堰・宝瓶口、張陵、現役水利、三基準を整理します。
水利運用・信仰・旅行への配慮
洪水、渇水、土砂、地震、都市需要、気候変動と、青城山の防火・混雑が課題です。現役インフラと宗教空間を尊重します。放流、工事、登山道、天候、礼拝区域は必ず再確認し、管理設備へ立ち入りません。
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