WORLD HERITAGE
マルペロ動植物保護区
コロンビア太平洋沖のマルペロ動植物保護区は、孤立した岩島と広い海域にサメ、エイ、回遊魚、海鳥が集まる外洋生態系です。違法漁業、観光潜水、科学調査、気候変動と海洋保全を解説します。

ESSENTIAL FACTS
基本情報と登録基準
- 登録年
- 2006年
- 登録基準
- (7)・(9)
- 種類
- 自然遺産
- 国・地域
- コロンビア
WHY IT MATTERS
この世界遺産について
岩島・海山・外洋の構成環境
海面上の急峻な岩島だけでなく、海中の岩礁・海山、深海斜面、周辺外洋が遺産を構成します。陸上の景観だけを見ず、湧昇、海流、水深、海底地形が栄養と生物の集中を生む仕組みを読みます。保護区境界と緩衝的管理海域を確認します。
サメ・エイ・回遊魚の集合
シュモクザメ類、ジンベエザメ、エイ類、大型魚類が季節や生活史に応じて利用します。群れの規模や出現を常時保証せず、調査年・方法を示します。捕食者だけでなくプランクトン、小魚、底生生物、海鳥を含む食物網として理解します。
島の鳥類と陸上生態系
海鳥は岩棚で繁殖・休息し、海から陸へ栄養を運びます。爬虫類、無脊椎動物、限られた植生は過酷な塩風・乾燥へ適応します。上陸可能性を観光目的で広げず、営巣位置や希少種情報を保護します。外来生物の侵入を厳格に防ぎます。
違法漁業・混獲・監視
サメのひれを狙う漁業、はえ縄・網による混獲、無許可操業が脅威です。取締りだけで小規模漁民を一括して犯罪視せず、需要、国際流通、船籍、労働条件を含む構造へ対応します。衛星・船舶監視と司法、地域漁業管理を連携します。
登録基準(vii)(ix)と遺産の価値
基準(vii)は孤立岩島と大型海洋生物群集がつくる卓越した海洋景観、基準(ix)は東部熱帯太平洋の海流・湧昇・回遊を含む生態過程を評価します。検定ではコロンビア、マルペロ、外洋、サメ類、基準(vii)(ix)を整理します。
気候変動・潜水・研究活動の管理
海洋熱波、酸素低下、酸性化、エルニーニョ変動、漂流ごみが生態系を変えます。潜水船・研究船は係留、排水、騒音、接近距離、採取を管理し、調査の累積負荷を評価します。長期データを共有しつつ密猟に悪用される位置情報を制限します。
旅行・潜水資格・遠隔海域
一般的な上陸観光地ではなく、潜水許可、資格、船、安全・海況が厳しく変動するため、必ず再確認します。野生動物へ触れず追わず、無許可ツアーを利用せず、減圧・救急計画を確認します。
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