WORLD HERITAGE STUDY
3級 最重要
万里の長城:歴代王朝が築いた巨大防衛施設
万里の長城を、一時代の建造物ではなく、秦以前から明代まで増改築された防衛体系として整理します。
KEY POINTS
まず覚えるポイント
- 1987年登録/登録基準(i)(ii)(iii)(iv)(vi)/紀元前3世紀頃〜17世紀/総延長2万km超/城壁・軍用道路・望楼・関所/農耕文明と遊牧文明の接触
長期間に築かれた防衛体系
万里の長城は中国北部で、複数の王朝が紀元前3世紀頃から17世紀まで継続して建設・改修した大規模な軍事防衛施設です。
壁だけではない
主要部分は城壁に加え、軍用道路、望楼、兵員の待避施設、要塞、関所などで構成されます。東の山海関から西の嘉峪関へ延び、総延長は2万kmを超えます。
文明の境界と交流
農耕社会と遊牧社会の衝突・交流を示す物的証拠であり、軍事建築、土木技術、国家防衛思想を伝えます。漢代の版築部分と明代の石・レンガ造部分など、時代差も重要です。
COMPARE
間違えやすいポイント
秦の始皇帝が現在の万里の長城をすべて築いた、とは考えません。多くの王朝による長期的な建設です。
MEMORY TIP
理解と記憶の手掛かり
「歴代王朝・2万km超・壁+望楼+関所」で防衛体系として覚えます。